千葉のスローフード
木戸泉は、夷隅郡大原町の老舗の酒蔵である。
古酒AFS(アフス)で名高い。
ここでは、高温山廃もとという、天然の生の乳酸菌を用いて、高温で酒母を仕込む方法をとっている。
調味薬品類を使わず、自然醸造に徹している。
案内をしてくれた杜氏の強い誇りを感じ取った。
門には千葉県最大ではないかと思われる杉の葉で作られる酒柱がたっている。この酒柱は新酒ができましたよとの知らせの意があり、その頃のは青々としている。
蒸米の杉製の蒸篭。
1500kgの酒米を蒸す。
これは使用し始めて3年目。以前のものは50年使った。これも50年は使う予定。
杜氏たちは休日なく仕込みに励む。
大きなホウロウの樽で仕込まれている。
出来たて、搾りたての新酒を試飲。
(2005.02.20 取材)
