海外旅行記 > オーストラリアの旅 > 3日目
写真で見ていて是非いってみたいと思っていたところに向けて出ー発。
片道360kmを日帰りで行く。東京・名古屋間くらかいな。
途中ヨークの街でモーニングティーを。
英国の流刑地として開けたオーストラリア。
あくまで英国調だが、ただだだっ広い。
アメリカのウェスタンとよく似ている。
原住民はそれぞれアボリジニーとインディアンだが、いずれも東南アジアというかポリネシアン系。
そこへヨーロピアンが開拓、移住し始めて征服する。
オートスラリアとアメリカの違いは、オーストラリアの開拓精神はマイトシップ、相棒気質であった。英国の流刑地として開けたオーストラリアは、流刑囚が過酷残忍な官憲に対抗して高いに庇い合った背景がある。リーダーを内部から選ばず外部からのリーダーにしたがう。
アメリカの開拓精神はフロンティア・スピリッツ、東から西へ開拓を進める西進衝動にある。開拓者たちは幌馬車隊の場合のようにリーダーを内部から選び、外部からのリーダーへは服従を拒んだ。
さて、ヨークの街並。
大きなユーカリの木
町外れにある教会。多分英国国教会でしょう。カソリックかな。
途中、エミューが飼われていた。(走る車窓からパチリ)
エミューはおもしろい鳥だ。妊娠1ヶ月で出産。生んでからは雄鳥がずーと子育てする。雌の方はと言えばさっさと別の雄を探しに出て行ってしまうのだそう。
さらに行って途中で野生のエミュー一家が道路を横断していた。3羽の小鳥、親と同じくらいの大きさ、と一番後ろから少し大きめの育児疲れ切った様子の親鳥が付いていた。当然父親だ!!!
はははっ。日本の若い所帯にも子育てに専念しているパパがいるが、まさかママは別の男の元へ行っちゃったりはしていないよね。
地平線が広がる。
犬の墓地が…。
牧羊犬が死んで葬った。そこが愛犬たちの墓地になった。
我らが道中の専用バス。
手前の車は愛犬のお墓参りかな。
バスの前に取り付けてあるバーは、カンガルーやエミュー除けで、ライトがこわれないためのもの。
その上、運転席のあたりをカバーしてある金網は石や虫除けだそうな。
途中で休憩。
この辺では何とか言うカーレースで世界的に有名とか。
何故かガソリンスタンドの庇の上に車が乗っている。
しかも運転しているのは犬だ。
烏の仲間。
マルカの洞窟
古代アボリジニーの描いた手の壁画がある。
向こう側へ通り抜けられる。
手型が残る。
河馬のあくび岩
面白い形をした岩。
かばの喉の奥?
こちらは近くにある象のかたちの岩。
ランチをしたレストランの天井いっぱいに、これだけでなくいっぱいに、ワイルド・フラワーのドライ・フラワーが展示してある。
さて、ウェーブ・ロックに着きましたよ。
27億年前の自然の造形美
想像していたよりも小さい。
高さ15m、長さ100m。
かつては垂直だった岩が、一定方向からの風や雨で浸食され、今の形になった。
行った時は、風はなかった。
ウエーブ・ロックの上は平ら。
遙か地平線が望める。
途中、夕焼けか、はたまた竜巻か山火事かと思わせるものが車窓から見えた。
翌日知ったが、山火事があったと。きっと、煙だったのだろう。
とにかく乾燥していて、ちょっとの摩擦で直ぐ山火事が起きる。
そういえば、行きに延々と続く山火事の後を通ったものだった。
自然の摂理はたいしたもので、火事で熱せられてしか固い実が弾けない植物がオーストラリアには生息している。
通称ブラック・ボーイという木で、確か「グラース・ウッド」(草の木)が正式名。
ヨーロッパ人がこの木木を初めて見たとき、原住民の子供かと見間違えてこの名がつけられた。
成る程、写真を撮れなかったが、棕櫚のような灌木で、幹が黒く、頭部に細い草のような葉がふさふさとしていて飾り帽子のようだ。
パースの宿に戻る。
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