海外旅行記 > ブルガリア・ルーマニアの旅 > 910日目
今日は帰途に就く。
スナゴヴそしてブカレストへ
荷物出しを慎重に。
朝食を済ませて部屋にひとまず帰ると、ドアが開かない。出たときなんでもなかったのに。
フロントに行ってその旨告げて、カードキーを検査して、再び部屋へ。でもダメ!
またフロントへ。技術者を呼ぶからとフロント。とにかく早くしてと私。マネージャーを呼んでとも。
直ぐに技術者が来て、一緒に部屋へ。彼がやってもダメ。大柄な彼が体当たりして開けた。中の留め金が引っかかっていた模様。
気を取り直して、出発。
カーブの多い峠道を走り、電車の線路に沿ってシナイア駅前などを通りつつカルパチア山脈を抜けて、ワラキア平原へ。
途中休憩の脇に可愛い石油井戸があった。確りと稼働中。
* ここでガソリンの価格が話題に上った。小休憩はだいたいガソリンスタンドでだ。つまりトイレ休憩。
ガソリン価格は日本は安い方だそうだ。世界を回っている添乗さんが言うのだからそうなのだろう。ルーマニアは確かに高い。そして、車が普及し出してからまだ日が浅いから運転技術やルールも行き渡ってなくて、恐ろしいとはガイドさんの話。
最期の見学地。
スナゴヴ。
夏の行楽地としてブカレストからの行楽客でにぎわう地。
湖の周辺には、別荘やかつての宮殿がある。
元チャウシェスク大統領もここに別荘を持ち、100室もあったとか。
スナゴヴ湖
静かな湖だ。
橋を渡って、
湖の中にあるスナゴヴ修道院へ
ルーマニアでは、放し飼いの犬が狂犬病で怖いとの噂が流布されているが、監察済みのタグを耳に着けている犬も多い。むやみに触ったり脅したりしなければ大丈夫なのだ。犬も慣れたもの。この島にも野犬が数匹出迎えてくれた。
スナゴヴ修道院。
ルーマニア正教会。
1408年建立。現在の建物は1517年に再建された。
門。
中にはドラキュラ公のものと伝えられる墓がある。
1476年オスマントルコ朝との戦いで戦死したドラキュラ公は首だけイスタンブールに送られた。首のない遺体が祭壇下に埋められた。
裏庭へ
ここにはかつてルーマニア統一を求めた政治犯が収容されていた監獄が建っていた。
横の庭には、大きなイースターエッグが。
さて、すべての観光を無事終わり、ブカレストの空港へ。
途中、ガイドさんが、ルーマニアはドラキュラとチャウシェスクと、コマチネだけでなく、もっとたくさん自慢したいことがあります、と皆を笑わせた。
その一人が、ブカレスト空港の名前にも付けられている「ヘンリ・コアンダ氏」。ジェットエンジンを開発、発明した発明家、科学者。世界の飛行機に革命をもたらしたと。
そして、「ジョージ・エミール・パラーデ氏」。細胞生理学者で、ミトコンドリア、リボソームという血管内皮細胞、つまりタンパク質の一種(?)などの研究でノーベル賞をもらっていると。
われわれの不勉強をチクリと刺されました。
さてそのヘンリ・コアンダ空港へ到着。
ここまで、ブカレストからずっーと運転してくれた30歳代のドライバーさんとお別れ。
同じくルーマニアのガイド、プシャさんとも。
彼女は、私にルーマニアの来年の小さなカレンダーをくれた。道中何かと質問したので親しみを感じてくれたらしい。そして、こうして私がホームページで世界各国の旅の紀行を書いていると話したからかな、ルーマニアのこともしっかりと書いてくれと注文も。素敵な観光大使さんだ。頑張れー。
小一時間出発遅延とのアナウンスがある。
私は身体の凝りを解すために太極拳や練功を始めた。山口から参加というツアーメイトの二人が太極拳を始めて2年とかで、一緒にやった。とても素敵でした。
周りの外国人が珍しいとみえて笑顔で見てくれていた。
ブカレスト発 13:55 LH1419 フランクフルトへ
窓際の席が好きです。
雲に乗っているようです。
フランクフルト着 15:20
フランクフルトでの待ち時間が長いので、気持ちのいいツアーメイト夫妻と化学の教師をしていたというツアー後半親しくしていただいた落ち着いた女性にくっついて行って、空港内トラムで二駅のカード・ラウンジでずーとお喋りをして過ごした。
。お喋りが弾んで気が付けば8時!! トラムに乗りあたふたと出発ゲートまで。
空港外の電車、トラムを乗り継いで、添乗さんとフランクフルト市の中心レーマー広場まで足を延ばした人たちも。こちらも大変だったようでした。双方時間ぎりぎり、大笑い。添乗さんは私がラウンジに残っていたとは知らなかったと。私など全く注意、気にもかけられていなかったようでした。はははっ。
フランクフルト発 20:45 NH0224 羽田へ
このように飛びます。
10日目
羽田着 14:55
無事に人も荷物も出てきて、帰国しました。
めでたしめでたし。
お世話になった皆様に感謝、謝謝!
[完]
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