エジプトの旅 9日目「カイロ、帰国の途に」

エジプト悠久の旅

エジプトの旅最後の日はカイロ市内を見学。そして、帰国の途につく。

ナイル河畔の朝の眺め

 (ホテルの窓から)

エジプト考古学博物館

 1863年から集められた収蔵品は12万点以上

先史時代から古代王朝時代の遺品が中心。

 2階のツタンカーメン王の部屋は、ルクソールの王家の谷のツタンカーメン王墓から発掘された殆どの遺品がここに展示されている。

 黄金のマスク他、実に数多くの遺品が、あの小さな墓に押し込められていたことになる!

カウチや玉座、折りたたみ式ベット、ゲーム盤、手袋、コンドームその他、2〜3年前まで使っていたもののように新しく、砂漠という湿度の低い場所の保存状態の良さに驚く。

ミイラはルクソールの墓にある。

 ミイラの側に、愛妃が供えたのであろうといわれた野花の花束が、発掘当初は色鮮やかだったそうだが、いまではドライフラワーのようになって展示されていた。

 2階のミイラ室は、11体のミイラを保管している。

 入り口中央にラムセス2世のミイラがある。ミイラの身長が173.3cmで、かなり長身だったと伝えられている。80歳前後まで生きたと伝えられ、子供は100人いたとも伝えられている。宙に浮いた手が今にも動き出しそうだし、包帯を取り除いている頭部には頭髪が残っていて、当時のミイラ造りの技術の高さが偲ばれる。

 館内はカメラが持ち込めないので、写真はなし。

 その代わり、前庭の撮影が自由。無造作にあちこち置かれている像やオベリスクは全て本物で歴史的価値の高いものだ。

 (前庭中央の池。)

古代エジプトの象徴的植物、パピルスとロータス(蓮)が植えられている。

昼食レストランの沿道に咲くハイビスカス

色鮮やかなハイビスカスの花。

エジプトではハイビスカスジュースがよくでる。赤いジュースだ。日本でもハーブティーとして、"クレオパトラ"という名称のものを頂いたことがある。かなり酸っぱい。

ムハンマド・アリ・モスク

1824年、ムハメド・アリによって建築がはじめられたビザンチン様式のモスク

 中庭の、ネットの被さっている時計台は、ムハメド・アリがフランスへルクソール神殿のオベリスクを一体送ったお返しに、ルイ・フィリップが届けたもの。

 ガイドさん曰く、「あの時計は一度も動いたことがない!」

ドーム型の天井から吊るされたランプの明かりがきれい。

靴は脱いで、持って入る。

モスクの庭からカイロ市街を見下ろす。遠く中央の四角い陰の奥に、ピラミッドが薄っすらとしかしはっきりと霞んで見えた。

帰国の途に

 (カイロ空港)

 (カイロ空港内)

 カイロ発 18:45 のエジプト航空で成田に飛ぶ。

所要時間は約12時間10分。

 

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