こんにちは。あっという間に夏が過ぎて、もう「秋」ですねー。またまたご無沙汰してしまいました。近況報告です。
何だかだと雑用に追われ、忙しく日々を過ごしているうちに、夏が終わってしまいそうだったので、思い立って先週、「越後妻有アートトリエンナーレ2006」・大地の芸術祭に行ってきました。
ご存知かと思いますが、この芸術祭、今年は三回目で、世界各地の現代アート作家が、十日町を中心に越後の里山をフィールドに、330点の作品を展示しているものです。(1〜2日では、とてもみきれないほどの数と広さです。9月10日まで)
大地震で大きな被害を受けた小千谷や松代や松之山地区では、棚田や、地震で壊れた空き家が、そのまま作家の手で作品に創りかえられ、たくさんの見物客を集めていました。
作品の制作についても、地元住民とのコラボレーションで行われたとのこと。例えば「こころの花」という作品は、2万本のピーズの花を、作家と住民が二年がかりで作ってブナ木の下に植えたもので、緑濃い大自然のブナ林と、繊細で美しい神秘的なビーズの花々が映えて、見る人々を感動させていました。
メインテーマは、「町おこし」なのでしょうが、それだけでなく、大都会に住む人々に、現代人が失ってしまった何か、「とても大切なもの」・「自然と共生する命」のようなものを、ふと思い起こさせる、そんな力のある芸術祭だと思いました。
できることなら、みんなと一緒に、ワイワイと、温泉にでもつかりながら、行きたかったな。また、楽しい旅行の企画があったら、誘って下さい。
写真の作品は、里山の溜池に浮かぶ180本の陶器の壷。