千葉ウィメンズ・フォーラム
日時 平成30年05月24日(木)〜25日(金)
一泊漁師民宿合宿のスローの会、フィールドリサーチ。
地元新鮮な美味を求めての旅とあいなりました。
地元に住まいするメンバーの有難い事前調査が嬉しい旅でした。
1日目
沼津集合11時過ぎ。
新幹線こだま三島乗り換え東海道線で沼津着と、小田急で小田原乗り換え東海道線て゛沼津着組。いづれも1時間強で東京から着く。想像よりとても近い。
先ずは乗合バスで沼津港へ。
平日だというのに、観光客が意外に多い。
向こう中央に見える沼津港大型展望水門「びゅうお」に上って港を一望する。外港と内港の境にあり、津波から内港を守る扉体は幅40m、高さ9.3m。
高さ30mの展望デッキから、360°見渡す。生憎と雲があるが、予報は雨もありだったので、よしとする。
市営で料金が100円、みなきょとんとする。
素晴らしい眺めだ。
外港
狩野川河口から沼津御用邸方向。
下りて、市場を通り、昼食へ。
ネタが大きいと人気の寿司屋だ。
ともかくもネタが新鮮。シラス、桜エビ、鯵、イワシ、マグロ、などなど。食べきれないと、初めから皆に分けて取り掛かる人も。近海盛り合わせと沼津丼に分かれた。
みな満腹で店を出る。最初の目的を軽くクリア。
次は、大海原の散歩。30分の遊覧船で駿河湾を探索する。
これが素晴らしい見晴らし。
海の近くに住んでいながら海をゆっくり眺めるなんて事はほとんどないもの。
大人の皆は、海の気をこころゆくまでたんのうした。
一緒に乗ってパパにだっこしていた2、3歳の男の子が大はしゃぎ! ほぼ絶叫の体で出港して直ぐ、「ひろーい!!!」 後は30分間、大きな声で笑ったり叫んだりで、こんなに感激をあらわにできる子供を初めて見た。今夜うなされなければいいが。
カモメが後をついてくるのもいい眺めだ。
あの向こうには富士山が聳えているはず。
象さんに似たこの尾根は沼津アルプスといい、案内してくれた人も登ったそうだ。
「びゅうお」を外港側から見る。
陸地と海の境に見えるグリーンベルトが千本松原。
さて、早めに宿へ。何しろ口は達者でも、敬老会の旅に近いメンバーですので、はい。
宿は、人気の漁師民宿。家族経営。
新鮮な魚が自慢の宿。
目の前には駿河湾のさらなる湾が広がる。従って、波一つ立たない。
大漁船に乗った地元の新鮮なエビ、タイ、シマアジなどなど刺身の盛り合わせ。珍しい赤ハタや鯨のルイベ、カサゴのフライ、などなど。
ここでも満腹になりました。
メンバーの一人が、掛けてあった掛け軸の漢詩を読み上げて、皆びっくり。杜甫の詩。最初の部分は誰でもいえる。が、彼は全部読み上げた。凄い。
2日目
宿のバンで送ってくれた。朝10時着。
沼津御用邸記念公園へ。
明治26年、大正天皇皇太子時代、ご静養のため気候のよいこの地に沼津御用邸は造営された。
昭和44年に廃止され、翌年沼津市が御用邸記念公園として開設。
園内は広大な松林に囲まれ、本邸跡、西付属邸、東付属邸の地区に分かれ、現在、西付属邸が一般公開されている。
松の大木が多い。樹齢800年という根上りの松などなど。もともとは防砂林であったろう。
西付属邸門
西付属邸御殿
自然の佇まいに調和して、明治時代の雰囲気を残した貴重な木造平屋建て和風建築。
ここから靴を脱いで上がる。
ガラスは歪みの入った明治ガラス。
謁見所
当時使われていた家具備品も保存されている。
台所、調理場、配膳室、風呂場、便所、などなど、見て回れる。
外へでました。
沼津垣
細い竹を編んだもの。
広大な園内には、四季折々の花々が咲く。紫陽花がたくさん植えられていた。少しづつ色づいてきている。
本邸跡地区へ。
厩を改造した喫茶店前のテラス席。
上生菓子つき抹茶がとても美味しかった。
藤棚も広いが、花は終わっていた。
西園側と本邸側は下中央ような連絡橋でつながっている。
この歩道は一般の散歩道で海に出られる。
海辺に出ました。
奥駿河湾の眺め。
遠く三角山は通称狸山。あの山の直ぐ側で昨夜の民宿を愉しんだのだった。
牛臥山
その右に2つ立っている建物は旧水門。
この辺り真正面に富士山。
また歩道を帰ります。
本邸正門
さて、昼食へ。
ここも魚が美味しい寿司屋。
食器にも凝った、洒落た店。寿司屋というよりは前菜、刺身、焼き物、煮物、味噌汁、デザートと、クイズィーヌといった感じ。
直ぐ側は海。海と食事をゆっくり堪能した。
帰りは、千本浜公園を散策しながら、また港へと。
途中、若山牧水記念館。
この辺りは井上靖、本居長世など、詩人や作家などが多く保養にきていた。
実り多い沼津の旅もこれでお仕舞です。鯵の開きなど、お土産をたくさん買ったひとも。
また是非来たいものです。
お世話になりました。
[完]
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