千葉ウィメンズ・フォーラム
2011年11月19日(土)
三重県大羽根園
今日は、三重県三重郡菰野町大羽根園にあるパラミタミュージアムを見学します。
近鉄名古屋から近鉄で四日市まで。四日市で湯ノ山線に乗り換え大羽根園で下車。およそ1時間。
で、大羽根園の無人駅の直ぐ側。
2003年3月創設。
メインコレクションは、池田満寿夫陶彫「般若心経シリーズ」。膨大な数の作品群である。
パラミタとは、梵語の波羅蜜多(はらみた)。迷いの多い現世のから悟りの彼岸にいたること。
ミュージアムのロビーで、創設者小嶋千鶴子先生を囲んで。
館内見学。
長快作 長谷寺式十一面観音像 鎌倉時代
長快は快慶の弟子 史上二例目の発見。
現代の作家の作品。
池田満寿夫「般若心経シリーズ」を見学。
壮大なコレクションだ。
小嶋先生御自らご案内頂く。
後ろに、般若心経の陶板がずらりと。
創設時も拝見したが、今の展示はまたひと味違っていた。
入り替わり展示の「萬古の名陶」。
萬古焼きは、江戸中期東西交易の中継点であった伊勢地方で、桑名の豪商沼波弄山(ぬなみろうざん)が京焼に技術を学んで開発した。明治以降四日市の地場産業としてさかえた。
古萬古、古安東・阿漕焼(こあんとう・あこぎやき)、有節萬古(ゆうせつばんこ)、射和萬古(いざわばんこ)、四日市萬古など、200点をこえるコレクションがある。
企画展の一つ、北大路魯山人展。
お菓子やの吉兆庵美術館のコレクションから。
書画、陶芸、漆芸などなど、魯山人の多才な作品80点余を展示している。
小嶋先生のアトリエ訪問。
美術館の直ぐ近く。
小嶋先生は、この春、パラミタミュージアムで陶人形展を開催した。100体の展示。昨年1年間で作陶されたそうな。
で、それを即売し、売り上げは東北被災地に寄付された。
今年も、既に100体作り、それらは本に載せるための写真撮り待ちをしていた。
先生は今年95歳です。
お目もお耳もお口も、おみ足も、当然お手も、どこも悪いところがないと、お元気そのものでいらっしゃる。
今回訪問したみんな、有り難いことに「ゆのみ」を頂戴した。
帰宅して、私は早速これで一服しましたよ、もったいないことに。
これは、前回お伺いしたときに頂いた「ぐい飲み」です。
これも日常使いしています。
朝10時から午後3時まで、お昼においしい「とろろ御飯」をご馳走になって、ずーとご案内くださいました。
「私は疲れていない」とおっしゃってくださるのに、みんなで甘えてしまいました。
有り難うございました。
お陰様で、いい旅でした。
みんなも、恐縮し、感謝し、大満足でした。
[完」
[1日目]←
Copyright © Etsuko Shinozaki 2003-2015 all rights reserved