闘病記 1

千葉ウィメンズ・フォーラム

[こころをスローにすること実行委員会]

 メンバーのお一人からメールで寄せられました。

股関節を人工股関節に入れ替えるの記 1

 生まれつき 股関節に欠陥があって いつかはこの日が来るのは覚悟していました。
 一見の割には体調は万全ではなく何度も手術をしていますので いざ 手術と決心したらあとは入院して手術を受けて養生して回復を待つ と軽く考えてました。
 ところが今回は実際手術までに何度か紆余曲折がありました。
 この紆余曲折が あんまり病気と仲良しではない方に参考になるかもしれないのでまずこの騒動からご報告しようと思います。

 1 主治医の転属
    2008年3月頃から痛み止めがどんどん利かなくなり日常生活が少しづつ制限されるようになりました。 
 30年来受診してきた年一回の診断で主治医からもそろそろ 手術が必要と思われるが 良く考えるように指示がでました。
 従来からこの日が来た日に備えて情報は集めていましたが 周囲の反応が 略半々。特にいざという時に頼ることになる妹が強く反対していました。主治医のアドバイスで 一度主治医の話を聞いてもらうことになり 私の場合は他の方法での治癒は困難で最悪大腿骨骨董壊死につながることを理解してもらって 手術を受けることに決定 入院の予約をしました。半年待ちで 2009年1月10日の予定です。
 ところが11月になると主治医が翌年1月から他の病院に転属するといわれ信頼している主治医について転院を決意 予約をキャンセル。

 2 心臓発作?
    1月に入って新しい病院で入院手続き 3月3日に手術予定。
 3月1日に入院して各種検査を受けてさあ明日手術という3月2日に狭心症と診断される症状が出てしまいました。 心臓を落ちつけてということでいったん退院。
 従来の検診で心房細動があるので注意していきましょう とは言われていましたが。 症状としては 狭心症 の一部らしいのですが発作継続の時間等に当てはまらない症状もあり  一概に狭心症とも診断できないということで しばらく安静にして様子を見ることになりました。 
 何日か前 スローの会 の会員が 手術中に心停止を起こして生還したという話で盛り上がり不安を抱えて帰ったのですがやはり不安が的中。  循環器科の医師はきちんと検査をしないと手術は許可できないということで 心カテーテル検査を受けることになりました。

 3 心カテーテル検査受診の問題点                          
    一昨年から喘息にかかっています。(各種検査の結果 環境由来 ということで東京都公害病認定患者に指定)予防のために吸入している薬のリスクで 軽軽に造影剤 が使えません。
 これは今の医学の恩恵が受けられないという重大な欠陥があります。各種病気の早期発見に大きな力を発揮するCT やMRI という検査が受けにくくなります。受けるには各種医療設備とスタッフがそろっている必要がありかなりのリスクを覚悟しなければなりません。心カテーテル検査も同様。吸入薬を中止してもすぐにOKとはいかないそうです。
 家族会議を開いて検査を受けることに決めて受診 結局心臓には何の欠陥も発見されませんでした。

 4 狭心症状の原因は?                                         
    そして発作の原因の後日談
  いくつか持っている持病の一つに逆流性胃炎 があって(一般に言うところの 胸やけ この原因は 胃液が食道に逆流することによって食道が炎症を起こす)これが狭心症風症状を引き起こすことが判明 
 多分これが原因だろうということになりました。発症した要因には強いストレスや睡眠不足も含まれるとのこと このことが医学界で判明したのは    2007年。 
 そういえば 20年来かかっている消化器のお薬がそのころ変わったかな?ただ担当医から説明を受けてはいませんでした。そして今回発症したのは消化器を受診している病院とは別でした。入院にあたっては 既応症や使っているお薬の報告はしたのですがつながらなかったようです。

 5 ようやく手術予定決定                                      
    3度目の正直 7月3日手術と決定。最初の手術予定日からすでに7か月経過。
  症状が進んで自分も勿論 周囲の皆様にはたくさんご迷惑おかけすることになってしまいました。  

(09.08.15  つづく) 


[読後記]

闘病記、読ませていただきました。
ハラハラの連続ですが、「3度目の正直、7月3日手術と決定」とのこと、
少しホッとしました。全快祝いをやりましょう。
私は全く病とは疎遠。でも、1度無理矢理救急車に乗せられ、病院に一泊させられたことがありました。勤め先で、同僚が暑いお茶を入れ運ぶのと正面衝突。大きな悲鳴をあげてさも熱そうだったのでしょう。大丈夫といっても無理にそのようにことを運ばれ、病院での一泊の退屈だったこと!
さて、全快祝いの幹事は、勿論「こころをスローにすること実行委員会」主宰者篠崎悦子氏に、私の独断で決定!
その日を楽しみにしています。(09.08.22 Y)

  *  全快祝いの会、大賛成です。遊ぶことは直ぐに思いつくYさんね。
    何時にするかはご本人に伺って、お知らせいたしましょう。(篠崎)

[筆者からの返信]
  Yさま、 お心使いありがとうございます。
  勝手で済みません。全快祝い やりすぎて
  (ひどいときは 一日3回)ちょっと太り気味
  もう そろそろ 終わりにしたいと思っております。
  スローの会では皆様のお話聞かせていただくのが
  なにより楽しみ
  Y様の機知にとんだお話 聞かせていただいたら
  元気になります。
  もう 秋を感じる風が吹き抜け みんみん蝉とツクツクボウシの
  大合唱ですが 季節の変わり目は体調にくれぐれもお気を付けください。(09.08.25)

[読後記]

闘病記を遅ればせながら読ませていただきました。
あなた様の気丈でご立派なお心持ち、近頃久々にたいへん感動いたしました。
私など膝が痛いだけなのに…。
ただただ言葉も無い思いでおります。でも成功なさったようでとても嬉しかったです。
お見舞いの手紙でもと考えましたが、遅くなりましたのでメールで失礼いたします。
"その2"もしっかりと読ませていただきます。 (09.08.31  O)

 

[千葉ウィメンズ・フォーラム]

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