早苗

九十九里浜日記

2019年05月09日

車の運転もできるようになり、九十九里へやってきた。が、用心用心。
東金道路の東金に入ると、案の定採りたてイチゴ屋が幾つかある。そして豊海県道を下ると、早苗が見事に綺麗に植えられている。大好きな清々しい風情だ。
　♪　早苗　植え渡す　夏は来ぬ　♪　　昔は6月の梅雨の頃だったが最近は早い。
　♪　蓑着て傘着て鍬もって　お百姓さんご苦労さん　♪　　百姓という言葉は使ってはいけないのだそうだ。以前ラジオ番組に出演した際、好きな歌をとリクエストされたのでこの童謡を所望したら、それは止めておきましょうと。最近も日本語が乱れに乱れているが、小学校で英語が必須とか。どうなっていくのか、日本人のこころは。言葉はこころであるのだが。

さて、家に着いたら草ぼうぼうで仰天。半年足らずでこんなに雑草は生えるのか!　早速町のシルバーさんに連絡したら、来られるのが早くて今月末だと。でも申し込んだ。たまらんな…。で、玄関周りやその他ちょこちょこと草取りをする。背丈ほどに伸びたスカンポもある!　
私の手には到底負えない。と、近所のおじさんが見かねて後で草刈り機でやってやると、1時間もやれば済むでしょうと。申し訳ないがそうしてもらうことにした。いつも何かと面倒を見てくれる彼だ。腰は大事にした方がいいよ、しっかり治さないと癖になるから、と。私より5つ年下のはず。幼馴染は有難い。
健気にも叢の中から花たちが顔をのぞかせてくれた。

露草。

紫蘭はもう終わった。仏様にあげるので2、3本もらったよと隣家の奥さん。賑やかに咲いていたよと。

名は知らないが可憐な小さい花。

小手毬。毎年見事だ。

梅雨に入るとまた元気よく草はほきるな…。

[前の日へのリンク]←　

→[次の日へのリンク]