五月晴れ

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九十九里浜日記

2019年05月17日

雲一つない青空。藪鶯も気持ちよさそうに鳴いている。
陽射しはもう強いが、木陰では薫風が漂いわたる。
背丈ほどに伸びた庭の草を、近所の旦那さんが綺麗に草刈り機で刈っておいてくれた。見違えるように、広々ときれいになっている。
お礼の声をかけにいったら、家の前の畑で仕事中。これまた広い畑にいろいろと植えてある。野菜ばかりでなく、珍しい木々もあるのだ。茄子を植えたところだった。が辺り一面広がっているので、一抱え切ってくれた。
暫く付いて回って説明を聞いた。たまに田舎に来るといいでしょうと。自然が好きな私にはほんとうらやましい限りだ。
家の前庭には、もう終わりだけどと、赤いいちごがちゃんと落ち葉をお布団にして無造作にたくさん生えている。一握り摘まんでその場で食べた。
と、広い土間の玄関に置いてあった新玉ねぎは20個くらい、エシャロットも一握りくれた。
ほんとに田舎暮らしは豊かだ。
夕刻になり、海鳴りが聞こえ始めた。東風に変わったのかしら。

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