庭の草はゴールデンウイーク頃と梅雨の時とに取ると何とかおさまる。
兎に角花粉症とそして腰痛との闘いで、今日も完全武装でおそるおそる庭に出た。
草取りと言えば、昔、田植えがすんでしばらくすると、次は「田の草」といって何回か田んぼの草取りが手作業で行われた。
田舎には「結(ゆい)」(方言ではただ"ゆ"といっていた)という隣近所の農作業助け合い集団があって、みんなが総出でそれぞれの田畑の農作業のこなしていた。
米という字は、稲作には八十八回人の手が加えられるからと教わったものだ。
腰痛などと言っておられず、だから皆腰が曲がっていた。
我が家の猫の額も結も結を作ろうかなと思いながら、大好きな庭仕事に勤しんだ。
それでも、ぼちぼちと草むしりはしていたので、どうにか早めに引き上げられた。
でも、クシャミと鼻水でたいへん!
今年はもうスズランが真っ盛りだ。
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