送り盆

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九十九里浜ロングバケーション

2011年08月16日

この地方のお盆は、16日が送り盆。
1日長いので仏様もゆっくり居てくれる。いい習慣だ。
夕方、提灯に火を入れて、お墓まで仏様を送る
我が家の前を、家族連れが、帰省していた子供たちも、賑やかにお墓まで連れ立っていく。
みんなで挨拶を交わしながら。
が、気のせいか、いつものお盆よりも静かである。
世代が変りつつあるのかな。

我が家は早めにお墓に行ってきた。
帰って来て、ふと空を見上げると、とても高いところの蜘蛛の巣に、大きなクロアゲハがかかってしまっていてもがいている。何とか助けたかったがとても高くて竹の竿などでは届かない。
可哀想で見るのを止めた。

地上では、折角きれいに咲いているコスモスの花びらが何本か見事にかみ切られている。
よく見ると、数匹、コスモスの葉と見まごう小さな細い緑色のバッタの子供がいる。きっと犯人だ。つかまえようとするとすばしこく飛んで逃げる。
しばらくしてまた見に行ったら、2、3匹もどってきたのか、花びらはさらに見事に食い尽くされていた。
バッタやイナゴの脅威は聞いたことはあるが、こんなに小さいものまで獰猛なのだ!

自然界の営みは美しい中にも厳しいものがある。

夕刻、蜩の声を聞いた気がした。
そして、天気予報に反して、夕方の風がひんやりと感じた。
寒暖計は昨夜よりは確かに2℃低くなっている。
コオロギの鳴き声もはっきりしてきた。

確実に秋の気配が動き始めているようだ。

 

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