ロングバケーションどころではない。
行ったり来たりとたいへんだ。台風の影響は如何かと九十九里にやってきた。千葉の家の庭も片付いた事だし。
道中、豊海県道に入ったら、田んぼの稲がなぎ倒されてしまっている。一つだけ刈り入れを済ませた田んぼを見たが。稲作の被害がうかがい知れる。稲は水に浸かったらダメだという。
家に到着すると直ぐに、近所のいつも世話になる奥さんが出てきたくれた。
彼女の家の被害は大きかったらしい。嫁いで来て以来の強い台風だったと。だから5、60年は経つか。カーポートの屋根が飛ばされ、電話線が垂れ下がっていて切断されてしまっていた。
南風が強く直接当たるところの被害が大きい。瓦屋根が部分的に飛ばされた家もあった。塀が崩れた家、倒れた木々が道路を塞いだところなど、あったようだ。
「電話線屋さんが1時に来てくれると言うことだったがまだなのー」と彼女。
我が家は幸いなことに取り立て被害はなかった。盆灯籠を近所の旦那さんが取り下げてくれていた。感謝感激。庭の松の古木の松葉が南風になびいている。裏庭の夏みかんや柿の実が熟すのを前に青いまま殆ど落ちてしまった。可哀想で、全部拾って洗ってざるにとってある。オブジェとして置いておきましょう。果樹園を生業にしている家の無念さがうかがえる。
ニュースで見た限り九十九里町の被害状況はなかったのだが。取材するほどの大被害にまではいかなかったのか。隣の若旦那と話したら、アメダスで見ていたが、小さな赤い点がポツポツとあったが小さかったので心配しなかった、とのこと。ミニ竜巻でも起きたのか。
来週また台風が関東にやってきそうだ。
くわばらくわばら。
Copyright © Etsuko Shinozaki 2003-2015 all rights reserved