『太極拳で100歳まで健やかに美しく生きる』

読書日記

2020年02月11日

『太極拳で100歳まで健やかに美しく生きる』　楊慧　山と渓谷社　1200円＋税

著者は楊名時太極拳の創始者の娘で現在会の副理事長。遥かに70歳は越えていようが容姿端麗で、永年実践してきた彼女の言葉は表題に説得力がある。
後1、2年の修行で私も師範を取れるのだがそれでどうするそれがなんだと、少し冷めて考え始めている。そこへこの本を読んだ。なるほどそうだなと思い至る。
この太極拳は武術ではなく健康太極拳であり気功術をしっかりと取り入れている。人と競うものでなく、ゆっくりと低くみんなと一緒にがモットーである。

1章　90歳からでも始められる
2章　ゆっくりまぁ～るく心と体を動かすーーー太極拳の基本
3章　太極拳で立ち姿が美しくなる
4章　太極拳で心も体も元気になる
5章　太極拳で気が養われる
6章　太極拳は生きる知恵
終章　太極拳にゴールはない

先般NHKTVでも特集で取り上げていた。太極拳は心と体のバランスが良くなるから、特に高齢者の転倒リスクが半減、うつ、認知症、不眠に効くと、ハーバート大学の研究結果が報告され、慧先生の娘玲奈先生が出演して演じていた。
8、9年は稽古を続けている。1時間半の教室での稽古が終わると、確かに心が落ち着き充実した心持ちになれて有難い。

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