『「いい人生だった」と言える10の習慣』

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読書日記

2013年08月30日

『「いい人生だった」と言える10の習慣』 大津秀一 青春出版社 1333円+税

テレビのある番組で紹介していた。興味を覚えた。
アマゾンで早速購入。当日または翌日送料無料で何所にでも送ってくるので、近頃は専らアマゾンを利用。手元で内容を見て確認が出来ないのが難点だが。

著者は1000人以上の終末期患者を看取った緩和医療士
その経験から、死は誰にでも訪れるもの、いつかは分からない次の瞬間かもしれないもの、不幸なことではないものとする。
そして、10の習慣を薦める。
1. 「今日が最後かも知れない」と思って暮らす
2. 生きる意味を無理に探さない
3. 負の感情にふりまわされない
4. 身近な人こそ大切にする
5. 自分の幸せと大切な人の幸せをすり合わせる
6. 「長く」より「良く」生きることに注目する
7. 健康や若さに必要以上にとらわれない
8. 環境に流されず、本当にやりたいことをやる
9. どんな境遇でも自分を支えてくれる夢を見つける
10.「ありがとう」と伝える

読んで、死が少し分かり少し怖くなくなったような気がした。
両親を看取った経験はある。高齢だったが苦しみは二人ともなかったような死だった。
が、いままでいた最愛の人が死という形でいなくなってしまうという現実、自分がいなくなるという思いは、意味もなくなにかとてつもなく怖い、というかどうしたらいいのかと、答えの出ないことに戸惑ってしう。

"良く死ぬとは、よく生きること"とはよくいわれる。
この本で実際に死に臨んだケースを読み解きながら、当たり前のことが具体的に良いことだということが少し分かってきた。
こころが少し落ち着いた次第。 

 

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