2004年04月16日昨夜はある大使館でのレセプションに出席した。 私もメンバーの、“Direct Insight”と名づけた女性8名の会がある。そのメンバーの一人がこの大使館勤めで、そこの科学技術担当の女性の参事官(本国でこの職に就く倍率は高かったらしい、民間人)と会食をしようということが発端だったが、話しが広がっていって、その国の公使や、日本の理工系の大学教授、文科省の科学技術担当官らおよそ20名強の集まりとなったのだった。 この秋、その参事官が日本で「Women in Science」(仮称)という会議を開きたい構想があり、そのミーティングも兼ねていたのだが、そうはいかず、ひたすらおしゃべりの立食パーティーとなった。 そこで当然名詞交換となるのだが、うっかりしたことに、私は退職後すっかりドメスティックになり、日本語の名詞しかつくらなかった。会社で使っていた名詞は裏に英文を入れていたのに。 そこで、言い訳。3月に退職して4月からはフリーなのだと説明する。大使館の方(参事官、男性)は、「おめでとう」と日本語で陽気に話し、自分は後何年と退職までを数えている。彼は名前からするとフランス系かな。退職が待ち遠しい様子。 大学教授たちは全員女性だった。彼女たちに限らず、日本の活躍している女性たちの凄まじい仕事振りには毎度のことながら同情する。わたしも傍からはそのように思われていたようだが、とにかく信じ難いほどだ。 ある高名な大学教授は、「昼間、会議や講義をいくつか済ませて、この前に一時間別の大使館のレセプションに出て、そしてここに来た。これからまた大学に帰って仕事。いつも帰りは大体午前2時くらい」だと。 皺がこんなに増えちゃってと、にこやかに話してくれた。信じられる? わたしはもうリタイアーしたのだ、ゆっくりといく。最高! 今晩もかつての同僚たちがお疲れ会を開いてくれる。有難い。 |
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