2005年01月17日
昨日は氷雨の中、ピアノリサイタルに行った。
(財)千葉市文化振興財団の舞台芸術鑑賞事業の一環として、千葉市民会館小ホールで実施された黒須やすこさんのピアノリサイタルである。
グランドピアノを新しく替えたお披露目も兼ねていた。
黒須やすこさんのビアノの解説、選んだ曲目や作曲家の解説が、そして勿論演奏も、とてもアットホームの優しいもので、たいへんよかった。
優しいとはいえ、弾き具合を確かめるのか、ショパンやラフマニノフなど、わざわざあまりポピュラーでない、指が飛び跳ねる曲が多かった。
解説で、ベートーベンが平和を愛した人であることに触れ、今年を平和な年になるよう願う気持ちを伝えたり、「作曲家、曲を通して、広く社会、世界に目をむけていけるように音楽を聴いてほしい」とのメッセージはよかった。
そのベートーベンの演奏曲目は「悲愴」。耳が聞こえなくなるかもしれない予感に慄くベートーベン、でも静かに希望をもとうとするベートーベン。とてもよかった。
アンコールに、初めて弾くという「冬のソナタ」を楽譜を見ながら弾いて、会場を笑わせた。
わたしも初めて聴いた。
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