茶会

トップ > 日記

スローライフ日誌

2005年03月14日

昨日は、友人の山崎仙狭さんから飯後の茶事のお招きをいただき、晴れやかな素晴らしい午後のひとときを過ごすことができた。

処は、ホテルオークラの聴松庵という茶室。

華やかで、それでいて清楚な風情の山崎さんは、本来あるべき茶の湯の研究が深い。

今回もそもそもはじめの頃のスタイルを追っていて、待合には、盆花として南洋のフルーツやバナナの葉がアレンジされて飾ってあった。頂いた"おやつ"のようなものには、パンや蛸などがイタリアンで調理されていて、白、黒、紺色が基調であった。これには曰くを説明して下さったが忘れた(ご免)。要は、茶会のはじめの頃は新者好きのお洒落なことであったとのこと。

と、外には、時ならぬ春の雪が舞ってきた。

山崎さんの趣向は雪まで降らせると、やんやの喝采。

茶室では、日本に2つしかないという江戸時代の茶碗や、これまた見事な棗などが使われて披露され、中国寒山寺からいただいたという書の軸が掛けられていた。

山崎さんと中国をご一緒した気心の知れたメンバーが多く、わたしもその一人なのだが、和気藹々として、時には爆笑まで起こってしまう。

本来はこうした楽しい会が茶会ですよと、山崎さんのお墨付きを頂いて、また茶道がより身近になった。

 

[2005.03.09 「春眠暁を覚えず」]← 
→[2005.03.19「花粉症真っ盛り]

NewChibaProject