昼下がり、少し寒いな、外は? と目をガラス戸に向けたと同時に、バタンと音がして、小鳥がガラス戸に激突してきた。
その小鳥は、生垣のように植え込まれている山茶花の一枝の突端真上にとまって動かなくなった。
嘴を真上に向けて、つまり首が180度まがってしまったらしい。
斜めにとまっている。
ガラス戸はカーテンを閉めてなかったので、向こう見ずの元気な小鳥さん、わからなかったのかな。
ごめんね。
外へ出て近づいて手を差し伸べたが、びくともしない。
脳震盪でも起こして、気絶したのであろうか。
目の周りが白く、緑色した、とてもきれいなまだ小さな小鳥だ。
目白であろうか。
レースのカーテンを閉めて家の中からみていたら、暫くして首が動いて、元の、つまり嘴を下に向けた。
でも、まだ動かず、でも目はくりくりと動いた。
心配なのでまた外に出てみようと、レースのカーテンを開けたら、気配を感じ取れたのか、意識が戻ったのか、スーと飛び去っていった。
まだ若そうだったのだから、元気よく、元気よく飛んで遊んでね。
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