旧友のお宅に始めて伺った。
わが家から車で10分のところだが、初めて伺った。
お料理上手には驚いた。
誰も作ってくれないからとは言え、多分ご主人さまに美味しい手の込んだものを饗している感じ。
ほんとに美味しかった。
お土産に頂いて帰ってきた程。
彼女は短歌の本を2冊出版していた。
素晴らしい歌を詠むものだと心から感心した。
数学の教師生活を20年で辞めて、ご主人やご自分の親御さんの介護を10数年続けた。
特に若年痴呆症に侵されてゆくご自身のお母さんの10年にわたる看病に伴うこころの動きは、涙なしには読めない。
歌集『いなづま』短歌新聞社刊として発表。
貴重なご本を頂いて帰ってきた。
今なお続けている大学院での短歌の勉強や結社のお仕事などで、殆ど毎日ふさがっているのが現状。
先だって電話口で、「今がわたしの青春よ」と何気なく言っていた意味が分かった気がした。
旧友とはほんとにいいものだ。
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