米沢紀行

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スローライフ日誌

2007年06月07日

米沢市を講演で訪ねた。
翌日、のんびりと、でも充実した見学をさせていただいた。
歴史あるいい街だ。

宿は、小野小町も入ったという小野川温泉の「河鹿荘」
河鹿の鳴き声がする。
小野川沿いに温泉街が開けている。
源泉80度という。
小野小町にあやかって、お肌はすべすべになったかな。


市内に帰る途中に、日本一の独楽屋という日本伝承遊びの館「つたや」に立ち寄る。
懐かしい木製のおもちゃや凧、こけしなどたくさんあって、こころ和む。



 

旧上杉伯爵邸
現在はレストランとして公開されている。

米沢城址を巡るお堀。
緑が豊かである。

上杉神社
上杉謙信公を祀る。
 

宝物殿「稽照殿」には、謙信、二代景勝、直江兼続、十代鷹山の仏器、兜、甲冑、刀、装束など遺品・遺墨などが収蔵展示されていて、越後で120万石を誇った謙信の威光が偲ばれる。

米沢市上杉博物館には、謙信が織田信長から贈られた、国宝「上杉本洛中洛外図屏風」が特別展示されていた。展示品は当然模索品で、本物は大切に保存されている。

米沢藩は実質15万石。120万石の格式を維持したがる家来を説得し、自ら質素に暮らし、米沢織りを起こすなど藩政の改革を行った上杉家十代鷹山公の言葉、

"なせば成る なさねば成らぬ 何事も
      成らぬは なさぬ人のなりけり "     

は、あまりにも有名である。

 

「粉名屋小太郎
米沢藩御用掛込蕎麦といい、300年の歴史がある蕎麦や。
その中庭。
美味しい米沢蕎麦でした。

古代織・米沢民藝館
からむし(青そ)織りやぜんまい織りなどの古い織物や機織り機などを東北を中心に沖縄やアイヌの伝統民藝を丹念に蒐集してところ狭しと置いてある。
米沢産地織物販売を手広くしていた山村商店が、柳宗悦や白洲正子らの民藝運動に加わったご主人の個人としての展開で、その集大成である。

おしょうしな。(有難うございますという意の、米沢独特の謙った言いまわし)

 

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