本屋に行っていろいろと物色するのは楽しい。
が、お目当ての本は大抵ない。
でも、その他の棚を一通り見ていくと、レジナルド・ヒル著『死は万病を癒す薬』ハヤカワポケットミステリブックがあって、直ぐに購入。
40年も続く長寿シリーズ「ダルジール&パスコー」の最新作。
イギリスの警察もの。 日本のテレビでもミステリーチャンネルで、イギリス製作のテレビドラマを放映した。
イギリスのテレビドラマと言えば、日本でも人気の高い「シャーロック・ホームズ」シリーズと「エルキュール・ポアロ」シリーズを、昨暮れイギリス旅行したときイギリスのテレビで放映中だった。イギリスでも人気が高いのを実感した。
シャーロック・ホームズを演ずる(演じた!)ジェレミー・ブレッドは、オードリー・ヘプバーン主演の映画「マイ・フェア・レディー」で彼女に恋い焦がれる若造の役を演じていたなー。彼も若かったな−。
さてダルジール警視だが、『死は万病を癒す薬』は作者がジェイン・オースティンの未完作『サンディトン』をほぼ原作に沿ってダルジール警視ものに仕立てたそうだ。
私はジェイン・オースティンの原作は読んでないが、このような健康志向、マナーハウスの再開発、環境保護重視志向が19世紀すでに考えられていたとは驚きだ。
今は21世紀。ところはヨークシャー東海岸。そこで起こる惨殺事件。前作で重傷をおった巨漢ダルジール警視が復帰のための療養生活からいかに逃げだそうかと企む。彼に代わってボス役を務める若きバスコー主任警部の張り切り。
探偵もののため、筋書きは詳しくはしないが、英国の田舎を少し旅してきたばかりだったので、一気に読み上げてしまった。
あーあ、おもしろかった!!!
次作が待たれること。
[10.01.24「督促状」]← | →[10.01.30「40年振りの再会」] |
Copyright © Etsuko Shinozaki 2003-2015 all rights reserved