梅雨入り

スローライフ日誌

2011年05月28日

昨日関東でも梅雨入り発表があった。
早いこと。
で、昨日から小雨模様だ。

昨日は久々にうちのお手伝いさんが来てくれた。これは明るい出来事!
震災以降、外出出来ず、人と話が出来ず、眠れず、食べられずと、鬱状態に陥っていたのだが、快復したようだ。
今回の震災は、直接被災していない人でも、多くの人々のこころが深刻に傷ついた。
彼女はご主人の勤め先の健康相談窓口に相談した。多くの相談が寄せられているといわれ、長時間話しを聞いてくれて、直接の被災者でなくても酷く落ち込んで何もできなくなってしまった人が他にも大勢いるのだと知り、こころを開いて話しをして、こころがほっとしたそうだ。徐々に快復していよう。
ただ、何時もより元気過ぎて、まだまだ本調子ではないのではと、多少気掛かりだ。

夕方、町内会の班長さんが見え、我が家のお隣のおばあさんが亡くなったと知らされた。これは暗い出来事。
92歳。
ここ数年は老人ホームに入っていた。
おばあさんとは50年来のお付き合い。戦争未亡人。女手一つで私より一ツ年下の一人息子を育て上げた。お隣なので戸の開け閉てや庭の草取りの折の挨拶、頂き物のお裾分けなど、思い起こせば懐かしい。
別棟で同居している息子さん家族は家族葬ですますとのこと、訃報の回覧板も辞退された。
せめて焼香でもさせてもらいたい思いがしたが、お隣では線香の香りも人の出入りもまったくしない。
おばあさんの住んでいた家に向かって合掌した。

昼間見ていた時代劇専門チャンネルの「御宿かわせみ」で、昨年亡くなった女優南田洋子さんが中年の頃の、とても若々しく理知的で美しい演技をみせていた。

人の一生をいろいろと思い、何だかとても侘びしい気分。
うっとうしい季節の始まりか。

[11.05.27「高齢者入門」]←　

→[11.06.06「能鑑賞」]