ブリヂストン美術館

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スローライフ日誌

2012年02月26日

過日、今年最後の新年会(?)があった。
かれこれ20年近く前になる消費者問題視察旅行で、いろいろの企業や役所で消費者問題に携わっていた人々20名ほどのヨーロッパ団体旅行だった同窓会である。
もうそれぞれ60歳代以上にはなった。定年退職したり市議会議員になったりボランティア活動で活躍したりとしているのだが、亡くなった方や大病を患ったり、リハビリ中だったりの人もいて、それでも6名が今回集まった。
会場が東京八重洲中央口。

そこで、開催時間まで、目と鼻の先にある「ブリヂストン美術館」に寄ってみた。
40年以上も前だったか、それほどでもないか、一度行ったことがあり、印象派の絵は勿論、ロダンの彫刻や愛弟子のカミーユ・クローデルの彫刻に強烈な印象を受けた記憶がある。中でも「接吻」という彫刻など、カミーユは協力者となっているが実は彼女の作との見方も確かある。彼女はロダンとの恋に破れ精神を病んで死ぬ。

じっくりと鑑賞した。
凄い蒐集である。
印象派の絵は勿論のこと、先のスペイン旅行で関心の深まったピカソのいい絵「女の顔」、「腕を組んで座るサルタンバンク」や「ブルゴーニュのマール瓶、グラス、新聞紙」など何点かあり、うれしくなった。
そして驚いたことに古代文明のものもあった。紀元前24世紀のシュメールの「女の胸像」、紀元前14世紀のエジプトの「セクメト神像」、紀元前6世紀のギリシャの陶器「壺」などなど。

勿論日本人画家のものも。
千葉県出身の浅井忠の作品が展示されていてこれもうれしくなった。

もう一度来てみたい美術館の一つとなった。 

 

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