千葉公園に、大賀ハスを観に行ってきた。
朝8時着。曇り。その内に陽が照ったり陰ったり。
蓮花亭の前が一面のハス田。
大賀ハスは、大賀博士によって、発掘された2000年前の蓮の実1粒から自然発芽処理され、60年前(昭和27年)に初めて開花したもの。
7月7日、特別に「大賀ハスを観る会」が催される。
ハスの花は、4日間の命。
花蕾が立ち上がり初めて17、8日くらいで開花する。
1日目の花は、早朝4〜5時頃から花弁が緩み始め、徳利型に開いて後、8時頃には閉じ始める。雄しべが花托に密着している。
花弁の色は一番濃い。
2日目は、深夜1時頃から緩みだし、朝7〜9時に全開。
雌しべが開き、周りの雄しべも開いて、黄色みの花托が見える。
花の姿が最も美しい時とされる。
3日目は、深夜1時頃から開き始め、9〜10時頃に全開して花径が最大になる。花弁も色はやや褪せ、花托の上部周りは緑になる。
昼頃に閉じ始め、半開のままでいる。
左側の2本が3日目の花。右は1日目。
4日目は、8時頃までに全開となり、花弁が少しづつ散り始め、午後3時頃には完全に散る。花托は緑色が濃くなる。
左上隅が4日目の花。
8時45分から蓮花亭で、千葉公園管理事務所長とボランティアの方が、大賀ハスについて、特に大賀博士のハスに関する研究や大賀ハスの発見、発芽などに関する感動的な話しや、大賀ハスの見方など説明して下さった。
ハスの葉の中心に滴がたまり、それがプクプクと息継ぎをしていた!
まさに、"一粒の種から…"、しかも2000年も前の種から、こんなにも鮮やかに増えて広がっている。
自然界の弛まぬロマンを有り難く感じさせてくれる。
蓮田の前の池に、亀さんが!
亀も蓮も、長寿で縁起がよさそう。
園内に小高い荒木山というものがあった。
緑豊かな、風通しのいい小山である。
千葉公園のJR千葉駅側の脇に厳島神社があった。
実は、千葉公園も含めてこの界隈はとても懐かしい場所である。
50年以上も前の話。当時この近くにあった新宿中学に通っていた!! 千葉駅はこの近く、今の東千葉駅にあったころの話し。
それ以来初めて来たのだ。
懐かしくて涙が出そうになったが、当時の記憶も薄らいでいるし、まったく違った街になっていた。
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