飯後の茶事

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スローライフ日誌

2014年03月17日

恒例の仙峽会春の茶会に招かれた。
会場はホテルオークラ東京の茶室「聴松庵」
仙峽会とは、仙峽宗喜女史が茶の道に精進している会である。
女史というとかなりの強者に聞こえようが、実に嫋やかで細く美しくしかも妖艶で、着物姿は天下一品なのである。
あえて「女史」を使ったのは、その細腕で、早稲田大学のエクステンション・カレッジで茶道の教室をもち、京都の建仁寺で禅の修行に励み、虎ノ門の一室に茶道の道場を持ち、そしてこうして大きな茶会を春・暮れに開いてくれるから。
禅の心「少欲知足」「今を大切に生きる」を道行の資けとする。
つまり、話をしていて相手の説に同意出来なくても、異議をとなえるのでなく優しく受け入れる心が大切だそうですよ、ふふふっと、亭主としての談話も愉しく、多くの舎弟たちを叱咤激励しつつ茶の道を探求し続けている。

あのエネルギーはどこから湧いてくるのか不思議である。もしかして仙女?
友人として毎回お招きに預り、彼女故の華やいだそして凛とした空気に触れて戻ってくる。
有り難い事である。
 

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