後にも先にもめったにないことだ。
稲毛駅前のパン屋さん「マロンド」の40周年記念感謝祭に応募したところ、何と日帰りバスツアーに当選した。
喜んで、いそいそと出かけた。
なのはな交通。
総勢28名。千葉駅前を6:00時出発。
駿河湾クルーズ、浜焼きランチ、柿田川湧水公園、などなど。
添乗員の女性の、途中の話が面白かった。
「私は東京タワー派です」と。
サンケイ新聞の創業者前田氏が、これからは情報の時代だと、建設、昭和33年に完成。高さ333m。いわば自社タワーだ。戦後まだ資材のない時、戦い残った戦車が廃材として使われた。そんな高いクレーンもない時代、大勢の人夫たちが鉄骨を担いで登り、溶接しながらの全て手作業だったと! そんな話しを聞くと、私もすぐ東京タワー派になる。
前田氏は、貧しい農家の生まれとか。牛一頭いれば何とかやっていける時代。その牛さえいない貧農だったかな。そこで財を成した暁に、牛や羊、にわとりなどを飼う牧場を造った。既に母親は他界していた。母親を偲んで、子供たちに親の恩を教えたく、「マザー牧場」と名付けた。千葉の誇りだ。
彼女の口癖が、「進化」
タワーも進化したが、道路の進化も凄いと。新東名を走り、伊豆横断道路を走りながら、道路インフラの進化を話す。
秦野市にはいると雪が吹雪いている。足柄サービスエリアでは雪が積もっていた。
天気予報では箱根地方のみ雪で他は晴れだったのだが…。
駿河湾クルーズ
そんなことで雪こそ降っていなかったが、世界遺産の富士山は雲隠れしていた。
沼津市内浦三津(みと)から乗船。
この真ん中あたりに富士山は聳えているはず。
この船に乗る。
多くのヨットが停泊中。
清水町にある柿田川の素晴らしさは初めて知った。
ぼこぼこと、清水があちこちで湧き出ている。
ここは柿田川のいわば水源。
富士山の湧き水だけで川になっていく。
昔は製紙工場がありこの豊富に湧き出る水を使用して、排水を垂れ流していたので濁流だった。工場が閉鎖された後、ボランティア活動の力で今の清らかな水流にし、柿田川湧水公園にした。
製紙工場が掘った井戸。ここだけで凄い量の水が湧いている。
井戸の中は青の水の色。青の洞窟ならぬ青の井戸。
河津桜がどこも満開。
さて、帰途、幕張サービスエリアで、またも「進化」を発見。
駐車場に電気自動車用の充電スタンドが設置されていた。
使う人がいるのかと見ていると、普通の自動車が駐まってしまった。
暫くすると、正真正銘の電気自動車が来た。
困っているが、反対側に駐まり、何とか充電の接続ができたようだった。
出発が早かったためが、どこでも渋滞にはまらず、添乗さん曰く「渋滞の前を走っています」で、夕6時には出発点に帰着した。
こうしたツアーの常連は多いらしい。ということは、アンケートを書いて出せば殆どが当選かな。
ともかく楽しく新発見ありのいい体験を有り難うございました。
魚の干物盛り合わせを2名にプレゼントというじゃんけん戦で私は見事勝ってゲット。なんだかつきまくっていた、いい旅でした。
また行きたーい。
[前の日へのリンク]← | →[次の日へのリンク] |
Copyright © Etsuko Shinozaki 2003-2015 all rights reserved