久々のオペラ。嬉しいな。
おおいにお洒落していくつもりでいたが、生憎と寒い雨空。今年は秋が深まるのが早いこと。
だから風邪気味。第二の晴れ着で我慢した。先の土曜日のこと。
題目は「椿姫」、演ずるはプラハ国立歌劇場。東京文化会館でマチネ。
ここの演出はいずれも清楚だ。かつて見た「アイーダ」もそうだったし、前回の「椿姫」もそうだった。
今回は白と黒。ヴィオレットとアルフレードが白の衣装で、後は宴会でも皆黒づくめ。品が良いと言えばそうだが…。
声も良かった。ともかく旋律がいい。哀しい繊細なひびきがいつまでも心の奥に残った。
原題の「道を外した女」という、哀しい過酷な生き様を、ヴィオレッタ役のアンナ・サムイルが歌っていた。
「椿姫」とは日本だけで用いられる題名。
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