いよいよ師走。あっという間の1年間だ。
過日、国立劇場に歌舞伎を観に出かけてきた。
出し物は、ご存じ中村吉右衛門の今年の掉尾を飾る「通し狂言 増補双級巴ー石川五右衛門」。
まあこんなに愉しい歌舞伎も久しぶりである。涙あり笑いありハラハラドキドキ。4時間を十分楽しんだ。立ち回りが見事だし、何しろ宙乗りに挑むのだからこれは見ものだ。
国立劇場の舞台づくりにも改めて感心した。廻り舞台、屋台など、前から10列目ということもあってか、ともかく圧巻だった。それでいてアットホームな雰囲気。さすが吉右衛門だ。二代目、とか播磨屋とか、音羽屋とかいう掛け声が飛び交った。帰りにロビーで奥方を見受けた。
こころうきうきで帰宅の途についた。
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