この夏至と言う言葉は妙に好きな言葉だ。
もう20年近く前になるか、当時フィンランド大使をしていた方が私のいわばメンターだったので、足偈くフィンランドに通ったが、この夏至の頃の透き通った白夜の気配は、今でも懐かしく切なく思い出される。ホテルの屋上で食したディルを添えたザリガニのカクテルの味も格別だった。
日本では梅雨に重なり、日の長さを感じられない。紫陽花は青や紫と色鮮やかに咲いている。今日もしとしとと時たまザーと雨模様である。これはこれで稲を潤してくれる、瑞穂の国としては有難いことなのである。雨量も万遍なく適宜に願いたいのだが。
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