清々しい秋晴れが続く。
昨夜は十五夜、今夜が満月。
昨夜はいいお月見が出来た。九十九里のご近所さんからもらった大きな里芋の葉茎と匂いのいい生姜の茎を飾ってお団子をお供えした。お月見は心落ち着いて透き通るようでいいものだ。昔の人が好んだのもうなずける。月見殿や月見窓を作って、あるいは池に舟を浮かべて、風流この上なかったろう。
今夜は庭の薄を飾ろうか。
詩の一つもでてこないのが私流か。庭には蔓を廻って大きな白い夕顔の花が甘い香りを放ち、一際鮮やかな紫の琉球朝顔も咲き、金木犀の蕾が開きそうでこの時が一番香りたつ。
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