先の台風は伊豆諸島に大雨をもたらした。千葉市は雨や風の影響はそれほどでもなかった。しかし、秋の長雨が続いたりですっきりと秋晴れとはいかない。
そんな中、嬉しい便りは妹のように親しんでいる従妹がここ1年ばかり体調を崩していたのだが、少しづつ活気を取り戻した様子な事。何といっても嬉しい。こちらの気分も晴れやかになる。無理せずゆっくりとね。
雨風で盛りを誇った金木犀の花が散り黄金色の絨毯を敷いた。これもまた華やかだ。
夕顔は夕方になると咲き、翌午前中にはしぼんでしまう。大きな白い花が雨に濡れると萎れてしまう。
白洲正子さんは著書で、夕顔がどのように咲き始めるのか蕾をじっと見つめて一晩中観察していたが終ぞ咲かずに朝ポトリと落ちてしまったという事を書いている。
ほんと知らぬ間に大輪の花を開くのだ。恥ずかしがり屋かな。光源氏はそういう鄙びた夕顔が咲いている住まいの女性に恋をしたのだったな。
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