箱根仙石原

日本の旅

平成30年05月06日(日)〜08日(火)

太極拳箱根研修にかこつけて、後泊し、予てよりの憧れ温泉旅を実現した。
ホテル花月園2泊
初日は出かける朝から猛暑で上着を置いて出かけた。これが目算外れ。翌日からは寒く冷え込んだ。それでなくても箱根は山
 ♪ 箱根の山は天下の嶮 函谷関もものならず 万丈の山 千じんの谷 前にそびえ 後方にさそう 雲は山を巡り  霧は谷を閉ざす 昼なお暗き 杉の並木 羊腸の小径は 苔滑らか  ♪
登山鉄道バスではまさにこうした道程を味わった。

そして、仙石原の原っぱの広大な事! 以前に来たこともあるはずだが、素晴らしい広々とした眺めだ。


06
(日)

新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯本まで90分、箱根登山バスで南温泉荘(徒歩2分でホテル花月園)まで40分。

お昼到着時にはお天気で、ホテルの前庭のツツジ祭りが真っ盛り。見事な色合いを誇っていた。
そして、富士山もすっきりと仰げた。

時たま、ズドーン、ズドーンという音がする。富士演習場の音か。

午後2時から翌日午後3時までは、本来の目的太極拳研修会


07日(月)

生憎予報通りの天気。"雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす"  小雨か霧か横殴りに流れる。
3時にレイクアリーナ での研修会が終わって、殆どのみんなは氷雨の中帰途に就いた。
私は、ひたすら連泊のホテルで温泉に直行。箱根の温泉に浸かって、心身共に憩う。最高の温泉だ。

上げ膳据え膳の夕食の美味しい事。「箱根山」という美味しい清酒をいただく。たかが1合でほろ酔い加減だ。
就眠の前にまた一っ風呂浴びる。贅沢三昧。


部屋から。青葉とツツジの赤、白が見事。



08日(火)

朝、ケン、ケーンという音が聞こえる。もしかして雉の鳴き声?! 雉だとすると感激だな。何しろ雉は日本の国鳥なのだから。
♪ 雨が降ります 雨が降る ケンケン子雉がいま鳴いた 子雉も寒かろ 寂しかろ ♪

今日も雨。日中は止むか。夕方には千葉ではまた大雨との天気予報。なので雨に濡れないまでには帰宅したいな。
早朝と帰り前にまた温泉に浸たる。いい気持ちだ。温泉旅の仕上げ。だから帰宅しても暫く温泉の匂いがしていた。是非是非また来たい。


中程、小さく白く見えるのが芦ノ湖。瞬間見えたのでパチリッ。

 

10時過ぎに、帰り方向のバスに乗り、途中下車、「箱根ラリック美術館」に寄る。
19世紀後半20世紀前半、 ジャポニスムの影響を受けアール・ヌーボーアール・デコの時代を駆け抜けた 宝飾とガラス工芸作家フランス人のルネ・ラリックの作品を展示している。コティーの香水瓶で名を馳せた。


入口。置かれている館専用の傘も赤でとても洒落ている。


館内から裏庭を撮る。太鼓橋の上の白いものは白い猫。天気が良ければ散策もできる。


車庫を通して、カフェ・レストランを望む。ラリックが手掛けた車のいわゆるエンブレムも多い。彼の時代に工業化が進み、車や電気などなどの近代化の波が押し寄せたのだった。オリエント急行列車の装飾も手掛けた

さ、帰りましょう。
千葉に帰って雨に濡れなくて済むように早めに。また是非来ますよ。

いい温泉旅でした。お世話になった皆様に謝謝。

 

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