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 消費者基本法

 朝日現代用語事典『知恵蔵』の「消費者問題」を発刊以来執筆している。2005年版の原稿がすでに締め切りで、先週末に社に送って一息ついているところである。まだまだ初校や校了までに新しい数値をおさえたり、新しい動きをいれていかなければならない。

 今年の通常国会は法律の大量生産だった。数百に及ぶのではないか。

 わたしが注目していたのは6月に施行された改正消費者保護基本法。1968年に施行されたのが36年ぶりに全面改正、名称も「保護」を取って消費者基本法と改称した。

 国の消費者政策は、保護から自立支援へと変わった。「消費者の権利」も明記された。権利を主張するからには義務もはたさなければなるまい。企業不祥事が多発する中、消費者は自らの安全を自分で守っていかなければならない。真に賢い消費者にならなければ直ぐに落とし穴に落ちてしまう。

 今の政権は、なし崩しにどんどん国のかたちを変えてしまいそうなので、要チェック!

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