おしゃべり・トーク

酒井田柿右衛門展

         
   

催しいろいろ

人間国宝十四代酒井田柿右衛門展が千葉三越で開催されている。

2005年5月17日(火曜日)から24日(火曜日)
7階特選画廊・特設会場 入場無料

有田の柿右衛門窯には、数年前に千寿恵のぐい飲み会メンバーで千葉の陶芸家神谷さんに連れられてお伺いしたことがあり、その折柿右衛門さん直々に窯をご案内頂いて、めったにないもったいない有り難いことと感激したものであった。

そんなご縁で、その後も千葉に来られた折にご一緒の席に参加させて頂いたりした。

今回、千葉三越にご本人が来られた夜、そうしたメンバーらを中心に150人もが集まって歓迎の宴が催された。

わたしはトルコの旅から帰国した日の夜だったが、折角の機会なのでお伺いした。

そして、イスタンブールのトプカプ宮殿宝物館に有田の大きな飾皿が数点飾られているのを観た話しを柿右衛門さんにしたところ、トプカプ宮殿に800点くらいあったはずだが、地震で大分割れてしまったらしいとのお話しをして下さった。

柿右衛門さんは人間国宝でいらっしゃりながら、とても優しい腰の低い方で、こちらが自然に頭が下がってしまう素晴らしいお人柄である。

ご本人のご承諾を得て、撮影させて頂いた。

柿右衛門窯の特徴は、濁手地肌。濁手とは"にごしで"といい、有田地方の方言で米のとぎ汁のこと。決して純白でなく、暖かみのある白濁である。

そして、ここに展示されたり即売されたり、あるいは美術品として世界の宝物館に古くから所蔵されている柿右衛門自身の作品には、銘はどこにも入っていないものなのである。

(2005.05.22)

   
         
 

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