おしゃべり・トーク

南八街病院

         
   

千葉の福祉・介護

南八街病院は、千葉県八街市四木にある精神科・神経科・内科の病院である。

知人の副院長山口知子先生のご案内で見学させて頂いた。
来年20周年を迎える。
療養病棟は120床、60床は入院基本料棟です。

テニスコートが林の向こうに一面ある。
手前の広場では、明日盆踊り大会があり、その櫓を組んだり部品を揃えたりと、職員の方々がおおわらわだった。
入院患者さんは、「浴衣を着ます」とか、「歌います」とか、こころから楽しみにしている様子を表していた。

内部に癒しのために水が湛えられている。

 

病棟は、普通の居心地のいいお部屋のように整っている。


病棟デイルームの畳の間は気持ちよく片付いている。


ちょっとした安らげる面会室。
知子先生は絵が好きで、壁じゅうに絵が掛かっている。
ここは少ない。


デイケアの一室 。
本がたくさんある。


デイケアルームの一室。
2、3人の患者さんがコンピューターの勉強していた。


作業療法室の一つ。
絵を描いていたよう、ポスターかな。

屋上からの眺め。
四方が落花生畑、とうもろこし畑、サトイモ畑と、緑の自然に囲まれている。

知子先生は、多くの患者さんのお母さんのような存在。
会う人全てに名前で呼びかけ、にこやかに親しく接している。

入院患者170人、従業員100人強。
たいへんな所帯である。

そして、会う人々が、患者さんも職員の方も、みんな実ににこやかで気持ちよく挨拶を返して下さる。
こんな病院はそうそうない。

この病気は、いわば身内にも見放されてしまっている人も多かろう。
一生涯この人たちの面倒をみてゆくつもりと、知子先生は実にエネルギッシュだ。

しなければならない構想が次から次へと浮かんでくる。
退院した人たちも、放っておけば病状が悪化するのが目に見える。
そこで、退院した人たちの寮を是非作らなければならない。
土地はこの病院の続きに確保してある。
寮設立のための県や国の公的支援を切に要望してやまなかった。

(06.08.05)

   
         
 

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