"21世紀の大発見「よみがえる黄金文明展}〜ブルガリアに眠る古代トラキアの秘宝"が大丸東京店の大丸ミュージアムで開かれている。
2004年8月、ブルガリアの"バラの谷"の中心都市カザンルク(別名トラキア王の谷)の墳丘墓から出土した「トラキア王の黄金のマスク」他、見事なまでの金、銀、銅などで出来た装飾品、杯、武器、彫像などが展示。主に紀元前5、4世紀のものである。
トラキア文明は現在のブルガリアを中心に栄えた、ギリシャ文明との関連の深いものである。
私はギリシャに旅して目にしたミケーネ文明を咄嗟に思い出した。
シリューマンが発掘した"アガメムノンの黄金のマスク゛とよく似ているし、他の壺などの作りもかなり似ている。
トラキア文明は文字をもたなかったために実像が謎に包まれていたが、1972年に土木工事現場で発見された金製品は、紀元前5000年頃のものと判明。世界最古の黄金文明としてトラキア地方に先史文化が繁栄していたことを物語った。古代エジプト文明よりも遙か昔のことである!
不勉強な私は、ブルガリアといえばバラとヨーグルトしか知らなかった!
これは是非ともブルガリアに行かねばなるまいて。
(09.02.03)
