* ケーブルテレビの「AXNミステリーチャンネル」で楽しみに見ているウィーンを舞台にした「REX」という警察ドラマシリーズがある。
レックスはシャーマンシェパードで優秀な警察犬。そして、愛嬌もある。
家の小太郎にもレックスに負けるなと話しを聞かせる。が、小太郎は首をかしげて私を見つめるだけ。可愛いね。
今日は終日ウイーン見物。
宿泊ホテルはプラータやメッセのあるところ。地下鉄U2のメッセ・プラータ駅の側。
で、地下鉄乗車体験とやらで24時間フリーパスを持ち、カールスプラッツというオペラ座の駅まで15分ほど乗車。
地上に出て、オペラ座の脇のケルントナー通りを真っ直ぐにウインドー・ショッピング。
国立オペラ座
パリ、ミラノと並ぶヨーロッパ三大オペラ劇場の一つ。
1869年、モーツアルトの「ドン・ジョバンニ」でこけら落し。
第二次世界大戦で爆撃を受けたが、1955年にベートーベンの「フィデリオ」(カール・ベーム指揮)で再開。
2010年まで小澤征爾氏が音楽監督。
* 小澤征爾さんは、1959年、、安く貨物船に乗せてもらい、富士重工のバイク・ラビットジュニア125ccの提供を受けて、車体に日の丸をつけ、ギターを背負ってのスタイルでヨーロッパ行脚に出た。。御年23歳くらい。小澤征爾著昭和37年『ボクの音楽武者修行』新潮文庫に詳しい。
側面から見たオペラ座。
今夜ここでバレエ「コウモリ」を鑑賞する!
オペラ座の後ろにあるホテル・ザッハー。
1876年創業。ザッハー・トルテで知られる。
ウイーン会議を切り盛りしたメッテルニッヒ公の料理人フランツ・ザッハーがザッハー・トルテというチョコレート・ケーキを考案したといわれているが、ともかく彼の息子の代から経営を大きくし、レストランやホテルにしてきた。
世界的超一流のホテル。ザルツブルグにもありましたね。
チョコレートやさん。
カプツィーナ教会
ハプスブルグ家代々の納骨所
近代的ビルももちろんある。
カフェ・ゲルストナー
1847年創業。皇室御用達店でももっとも歴史がある。宮廷晩餐会を取り仕切った。
国立オペラ座、楽友協会、美術史美術館のビュッフェやカフェはここの経営。
ケーキも最高!
15分ほと行くと、シュテファン寺院に突き当たる。
シュテファン寺院
外装修理中?
1359年完成。
内部を覗く。
寺院前広場
寺院裏手に回る。
観光用二頭立て馬車。
おりこうさんで、じっとまっている。
お利口さんをみると、うちの小太郎を思い出す。
小太郎、お利口にしていますか。
シュテファン寺院の裏外壁に、モーツアルトの葬儀が行われた場所を示す記念碑。
1791年12月35歳の短い生涯を終えたモーツアルトは、シュテファン寺院での葬儀の後、ザンクト・マルクス墓地に埋葬された。
寺院の近くにある
モーツアルト・ハウス
朝早くて、まだ門が開いていない。
1781年25歳の時、ようやくモーツアルトはウイーンに定住する。
翌年、シテファン寺院でコンスタンツと結婚式を挙げる。
1784年〜87年まで住んだ家。
ここは現存する彼の唯一の住居。
ここで「フィガロの結婚」を作曲した。
モーツアルトが来たかも知れない隣りのカフェ。
寺院の屋根のモザイク模様。
ハプスブルグ家の紋章「双頭の鷲」である。
寺院前広場から右手の大通りに入ると歩行者天国・グラーベン通りとなる。
ペスト記念柱。
1679年に蔓延したペストで10万の
市民が死んだ。
その終結を感謝して時の皇帝レオポルド1世が建設。
三位一体記念柱ともいう。
チョコレートやさん
素敵なデザイン。
さすが芸術のウイーン。
通りの真ん中に、最古の公衆トイレへの降り口。
荘厳らしい。入らなかったが…。
ペーター教会。
1701年〜1733年に建設。ベルヴェデーレ宮殿も手がけた設計士による。
突き当たりを左に曲がると、歩行者天国・コールマルクト通り。
この通りは有名ブランド店が並ぶ。
ユリウス・マインル
高級デリカテッセン。ユリウス・マインル氏と結婚した音楽家田中路子さんの名を冠した紅茶もある。
* ソプラノ歌手であった田中路子さんは早くからヨーロッパに在住。若く無名で無銭の音楽家(例えば小澤征爾さん)らの面倒をよくみた。
直ぐ突き当たりに、王宮のミヒャエル門が見える。
ここにも洒落たショーウインドゥーが。
デーメル本店。
ザッハ−の立ち直しを援助したデーメルは、ザッハー・トルテの生産権も手に入れて、現在ザッハー・トルテはザッハーとデーメルで生産販売している。
王宮に着きました!
王宮入り口、ミヒャエル門。
王宮の前のミヒャエル広場では、古代ローマ時代の発掘も。
カエサル著『ガリア戦記』岩波文庫に"ウィエンナ(Vienna)"の地名が出てくる。
余談だが、ドイツのアウトバーンはヒットラーが整備した軍用道路だが、もともとは古代ローマ軍が開拓した軍用路だ。
真ん中の門の通路を抜けて行けばオペラ座に繋がる。
こちらはコールマルクト通りになる。
右側にミヒャエル教会があるはず。
王宮に入る。
フランツ2世像
どこの入り口だったかな。
ミヒャエル門を入って見返したところかな。
ミヒャエル門の中の右手には、シシィ博物館、銀器コレクション、皇帝の部屋の3博物館の入り口がある。
スイス門。
中のスイス宮は13世紀末に建てられた王宮最古の部分。
王宮の警護にあたったスイス衛兵の宿舎。
市庁舎を望む。
ブルグ門とその奥に自然史博物館、手前にカール大公騎馬像と観光用二頭立て馬車の列。
カール公騎馬像と遠くに国会議事堂と市庁舎。
オイゲン公騎馬像とその後ろに新王宮の民族学博物館。
ブルグ門をくぐって真っ直ぐ進むと、マリア・テレジア像。
像の右手に自然史博物館。
左手に美術史博物館がある。
美術史博物館
美術史博物館に入ります。
入り口。
荘厳である。
そして、正面階段を登って振り向くと、壁画上部に、クリムトの壁画「エジプト」、「古代ギリシャ」、「16世紀のフィレンツェ」など芸術の発展過程をテーマにした壁画がある。
双眼鏡が必要。
私はこれが観たかったのだ。
以前にも来たことがあるのだが、再確認。
見えるっかなー。
写真ではやっぱりだめか。
上部の角の女人の画ですぞー。
で、この奥の部屋が、カフェ・ゲルストナー。
その他の絵画見学では、撮影は控えた。
1階のエジプト、古代ギリシャ、古代ローマの彫刻などのコレクション展示室。
ここにも海外の出土品があるのねー。
歩き疲れたので、ホテルに帰る。
勿論地下鉄で。
オペラ座の地下鉄の駅は治安が怖そうなので、バッグに手をかけ、毅然と歩く。
オペラが常に流れている素敵なトイレを横目に。
で、ホテルのミネラルウォーターは3ユーロ近くて高いので、決死の覚悟で小いさな店でミネラルウォーターを1本買う。1ユーロそこそこ。やったー。
夕食の後、いよいよオペラ座鑑賞へ。
このツアーに参加したのは、偏にオペラ座でオペラ鑑賞したくてでーす。
旅行パックで予約されていた席は6等席と聞き、折角ゆくのでランクアップをして、3等席がとれた。
追加料金は1万3000円。
因みにオペラ座は8等席まである。
現地で渡されたたチケットは、舞台に向かって右側10番目の枠の、2階ボックス席、1番とある。84ユーロ。
代理店任せでいたのだが、これが大当たり。最高の席!!!
ボックスの1列目つまり前列だから、舞台全体、オーケストラ・ピット全体が見渡せる!!!
これが2列目、3列目になると、何も見えなくなる。ここはいわば、お付きの者の席かな。
ボックス席は前列が3席。2列、3列は2席だけで、7人が座れる。
ボックス席にはコート掛けがあり、クロークにコートを預ける必要はない。
そして、洒落た化粧室が各フロアにあり、日本のように長蛇の列をつくらないですむ。西洋人はあんまりトイレに行かないみたい。
小説や映画によく出てくるオペラ座のボックス席そのものでした!!!
深紅の壁やカーテンに囲まれて、ふふふっ。最高!
で、オペラグラスで遠方を見やったりと、ね。
後で、2等にランクアップした人に聞いたら、(私は上から彼女ら一家が見えた)
一人2万円の追加で、平戸間の前の方。
でも、前の人が西洋人で大きな人なので、よく見えなかったと?!
そう、平戸間は1等席で1列目から6列まで。2等席が7から13までです。その後14から18列目つまり最後の席までが3等席。
平戸間はあまりよくないですよ。ご注意をどうぞ。
で、6等席だった人に聞いたら、当然うんと高くて遠くの席。
加えて手すりの棒が邪魔で何もよく見えなかった、トホホ…と。
さて、始まりますよ。
本日の出し物は、オペラでなく、バレエ「コウモリ」。
でも、オペラでなくてよかったかも。
バレエなら言葉が分からなくてもすむから。
このオペラ座では毎日出し物が変る。オペラなどの大がかりな舞台をセットしても、明日はまた別のセットに変える。
凄いことをしていますね。
だから、ここは毎日満席でも、赤字続きだとか。
正面階段を登る
2階の踊り場、入り口。
ドアは1ボックス毎についている。
さてと、舞台です。
開幕30分前。
面白い緞帳ですこと。
ほら、ほら、オケ・ピも平戸間も、良く見渡せるでしょう。
向こう側のボックス席
そして、ここが我がボックスと席。
ドレス・コードが気掛かりだったが、品のいい装いならば平服で充分。
私は黒のパンツルックスに銀糸と青のシルクカシミヤのショールを羽織った。
1等席でもカクテル・ドレスのひとなどいなかった。ミンクのコート姿は何人か見かけたが。
手すりにある木製の蓋は、開けるとオペラの際の字幕がでる。
ただし、ドイツ語か英語なので、日本でオペラを観るような訳にはいくまい。
今日のプログラムを買おうとしたが、ドイツ語だとのことで断念した。
オペレッタの「コウモリ」と若干筋書きは異なるが、概ね似通っていて、愉快で兎に角いい。
流石にオペラ座のバレエ団だ。
スタイルがよく、大人で、品があって、動きが繊細。手の先・足の先まで美しく演技している。
最高。
オーケストラも勿論いい。
フィナーレで勢揃いの挨拶。
指揮者のカーテン・コール
主役二人のカーテンコール。
あーあ、最高の舞台を見せてもらいました。
ウイーン泊
[海外旅行記]
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