5日目 (16.12.24)

海外旅行記 > 南英国の旅 > 5日目

南英国の旅

天候 曇り・晴れ

今日はウェールズへのドライブ。初めてなのでワクワクと期待が膨らむ。
ウェールズでは英語とウェールズ語が公用語とされている。

西へ3時間。テンビーへ。イギリス南部の切れ目と言おうかブリストル海峡に沿ってウェールズの西端近くまで行く。

 

 

テンビーに着いた。

テンビーとは、ウェールズ語で「魚の小さな要塞」という意。
中世にノルマン人がイングランドを征服してから、城壁を作って街を保護し貿易の拠点として発展した港街
古くからリゾート地としてあった。


13世紀に作られた城壁の門、ファイブ・アーチ・ゲート。18世紀に入ってあと4つの門が作られた。


長く続く城壁。


門を入った。


カラフルな街並み
明るく、南国に来たようだ


遠くセント・キャサリン島が望める。潮が引いているので陸続きだが、満ちてくると海中の島となる。

セント・メアリー教会


ステンドグラスが美しい。


クリスマスの飾り。キリストの誕生を人形で語っている。

 


何だったかな、名のある建物。

浜から街を見る。
引き潮。


美しい桟橋。


珍しく記念写真を。

テンビー城址のある丘に登る。


城址はこれだけ。


近くにセント・キャサリン島が見える。


潮が上げてきた。


丘の道端に咲く明るい花。

 

次は、2時間以上かけてプレコン・ビーコンズ国立公園を横切って、ヘイ・オン・ワイに行く。
なだらかな高原地帯が続き、氷河期跡も残っているとか。
自然が豊かに残っている。

 

 


車道の両脇には羊の放牧が広がる。

 

ヘイ・オン・ワイに到着。

ヘイ・オン・ワイは、1960年代から古書店の街として村興しに成功した町。
リチャード・ブースさんが、鉄道も廃止され寂れかけていた町の映画館、消防署、そして城を買い、それらを古書店とした。
ヘイ文学祭が初夏に開かれ、ビル・クリントンさんやジェーン・フォンダさんも来たことがあるという。


ヘイ城内の古書棚。御代は赤い箱に入れて、と説明がある。


ヘイ城

時間が遅く、といってもまだ4時前だったが、ほとんどの店が閉まっている。


リチャードさんの始めた店。
リチャードさんは既にカナダだか何処かに移り住んでいる。酔興が高じ破産宣告を受けたのだったかな。ヒッピー風の騒ぎもあって、近所から苦情が絶えなかったという。ある種の変人扱いされたのかな。


さて、本好きとしては興味もあったが、この辺にして散策も終え、宿のイングランドのブリストルまで戻ります。約1時間半のドライブで。
クリスマスイブの土曜日とあって、混雑はないのだ。
日本の商業主義のクリスマスとは違い、イブは家に帰って明日のクリスマスの祝いに備えるのである。

宿に着いてテレビを見た。
日本でもケーブルテレビのAXNミステリーチャンネルで見ている「グランチェスター牧師探偵シドニー・チェンバース」の最新作をやっていた。

さ、明日は帰国。朝が早い。早く寝ましょう。

 

[前へ]← →[次へ]

[海外旅行記]

NewChibaProject