今日はウェールズへのドライブ。初めてなのでワクワクと期待が膨らむ。
ウェールズでは英語とウェールズ語が公用語とされている。
西へ3時間。テンビーへ。イギリス南部の切れ目と言おうかブリストル海峡に沿ってウェールズの西端近くまで行く。
テンビーとは、ウェールズ語で「魚の小さな要塞」という意。
中世にノルマン人がイングランドを征服してから、城壁を作って街を保護し貿易の拠点として発展した港街。
古くからリゾート地としてあった。
13世紀に作られた城壁の門、ファイブ・アーチ・ゲート。18世紀に入ってあと4つの門が作られた。
長く続く城壁。
門を入った。
カラフルな街並み。
明るく、南国に来たようだ。
遠くセント・キャサリン島が望める。潮が引いているので陸続きだが、満ちてくると海中の島となる。
セント・メアリー教会
ステンドグラスが美しい。
クリスマスの飾り。キリストの誕生を人形で語っている。
何だったかな、名のある建物。
浜から街を見る。
引き潮。
美しい桟橋。
珍しく記念写真を。
テンビー城址のある丘に登る。
城址はこれだけ。
近くにセント・キャサリン島が見える。
潮が上げてきた。
丘の道端に咲く明るい花。
次は、2時間以上かけてプレコン・ビーコンズ国立公園を横切って、ヘイ・オン・ワイに行く。
なだらかな高原地帯が続き、氷河期跡も残っているとか。
自然が豊かに残っている。
車道の両脇には羊の放牧が広がる。
ヘイ・オン・ワイは、1960年代から古書店の街として村興しに成功した町。
リチャード・ブースさんが、鉄道も廃止され寂れかけていた町の映画館、消防署、そして城を買い、それらを古書店とした。
ヘイ文学祭が初夏に開かれ、ビル・クリントンさんやジェーン・フォンダさんも来たことがあるという。
ヘイ城内の古書棚。御代は赤い箱に入れて、と説明がある。
ヘイ城。
時間が遅く、といってもまだ4時前だったが、ほとんどの店が閉まっている。
リチャードさんの始めた店。
リチャードさんは既にカナダだか何処かに移り住んでいる。酔興が高じ破産宣告を受けたのだったかな。ヒッピー風の騒ぎもあって、近所から苦情が絶えなかったという。ある種の変人扱いされたのかな。
さて、本好きとしては興味もあったが、この辺にして散策も終え、宿のイングランドのブリストルまで戻ります。約1時間半のドライブで。
クリスマスイブの土曜日とあって、混雑はないのだ。
日本の商業主義のクリスマスとは違い、イブは家に帰って明日のクリスマスの祝いに備えるのである。
宿に着いてテレビを見た。
日本でもケーブルテレビのAXNミステリーチャンネルで見ている「グランチェスター牧師探偵シドニー・チェンバース」の最新作をやっていた。
さ、明日は帰国。朝が早い。早く寝ましょう。
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