ブライトンの宿を5:45に出発。
口数の少ない運転手さんが、大きな声で "メリー・クリスマス"と声をかけてくれた。彼はクリスマスの日にわれわれをロンドンまで送り、早く仕事を済ませて、家のあるスコットランドの近くまで帰るのだという。
クリスマスの日、日曜日でがらすきの道を1時間半、ヒースロー空港に到着。
お土産を物色。いいものを見つけた。
ロンドン発 10:45 BA007
搭乗券を買う列で最後部。近頃さっさっと身が動かないのかな。
でも、残り物には福がある! 係りの男性がのんびりしたもので、"僕がとろいのではない、機械がスローなんだ" と笑わせる。そしてどの席がいいかと、端末の画面を見せてくれる。ここがいいと、3席並びで空いている通路側を選んだ。あとは満席に近い。搭乗した。最後まで我が列は誰も来なかった。つまり、まとめて3席わが物。横になって楽々帰ってきたのだった。
出国検査が意外と厳しい。入り鉄砲に出女か。男にも厳しかったが。
身体検査、靴を脱ぐ。私は靴は脱がずに済んだ。"ヒールがある? ブーツ?" と聞かれた。革のスニーカーだからOK。
目の前の世界地図を見れば当然なのだが、南英国は緯度でみれば、樺太よりもっと北、オホーツク海を超えてシベリアの町オホーツクとほぼ同じ。南と言ったが北国なのだった。
ロンドン〜羽田、所要時間11時間45分。時差 プラス9時間で日本時間。
東京羽田着 07:30
10分くらい早めに着いた。
無事、帰国した。
お世話になった皆様に感謝します。
* 帰国後、入手した本や資料を整理していて知った。こういう発見があるから楽しい。私が知らなかっただけなのだが。
アガサ・クリスティーは英国南部に生まれ住んでいたことは有名である。トーキーとかプリマスなど作品にもよく登場する。ダートムアの沼地はシャーロックホームズに出てくる。
今回発見して楽しかったのは、バースにジェーン・オースティンが住んでいたことがあるということ。バースを舞台にした小説『ノーサンガー寺院』、『説き伏せられて』があるということ。テレビ・ドラマでは多分『ノーサンガー寺院』を見たと思う。が本好きとしては何とか小説を読んでみたい。ウィンチェスター寺院に葬られているということも大発見だった。
英国はほんとうに奥が深く知れば知るほど魅かれていく国の一つだ。
またぜひ、今度はゆっくりと逗留できればいいな。
[海外旅行記]
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