ミーソンは、チャンパ時代の宗教寺院遺跡。チャンパ王国は2世紀から17世紀にベトナム中部で外国との交易で栄えた王国。ミーソンはその中心的聖地。ヒンズー教のシヴァ神が祀られている。
ベトナム戦争最大の激戦区となり、そこの殆どが破壊・瓦礫と化した。歴史的価値が高く、1999年世界遺産となる。
米軍による枯葉作戦など酷いものであったろう。70棟以上の遺構がいまだ草木に埋もれている。
ホイアンから車で1時間。
霧雨の中、ジャングル地帯を行く。
よく写っていないが、水田で農作業をしている家族をみかける。蓑来て傘着て鍬もってという、我々に昔懐かしい郷愁を覚えさせてくれる。
世界遺産に指定されたミーソン聖域の遺跡の入口。
ここまでバスで。中は電気カーゴで移動。かなり遠く、自然保護をしているということ。
道端の植えられている紫の花。
カーゴを降りて、さらに奥へと道が整備された。
先頭を行くのは我らがガイドのビッチさん。写ってはいけないと避ける。
こうして、ところどころまだ瓦礫が埋もれたままのものが多い。
これが一番発掘状態のいい地域。
爆撃、銃弾の跡も。
遠くの山にもある。
歴史館のようなところ。
シヴァ神が彫られた石。
この中に米軍の兵器など、大きな爆弾も展示されていた。
入口には踊りや笛、歌など披露する建物があり、超満員。我々は帰りに寄ったのだが。
この観光客が一斉に出てくると、カーゴでまた渋滞!! われわれは先に素早く行った。
そして、今は長閑な田園地帯を水田、大きな川を渡って、ホイアンに帰ってきた。
田圃では白鷺であろう、虫でも啄んでるのか、たくさんの数が飛んでいた。
ホイアンに戻ってきた。
ホイアンで昼食をとり、絹製品の店、お土産店に入って買い物。
トゥボン川クルーズ
トゥボン川はホイアンを流れている川。
雨の中、これをクルーズというか、輸送船に乗せられて、タンハーという陶器村に行く。
明日わかるのだが、宿泊ホテルの側を流れている川がトゥボン川で、ホテルの側をとおったことになる。雨でさっぱりと分からなかった。
横殴りの雨が船内に叩きつける。
客を送ってきた舟か。
対岸に牛などがいる。
こちらは満載。速い、速い。
タンハー村は、岸壁にあり、素焼きの陶器が主。観光客に焼かせたり、ハノイ近くにあるバッチャン焼きを売っていたりする。
ハノイ近郊のバッチャンには遠い昔の前回行った。皿や茶碗など、セットでも300円といったところだったが、今回はそのバッチャン焼きを皿1枚1000円で売っていた。時代と共に商魂も発達するのか。ま、ベトナムが元気になってくれるのはうれしいが…。
ここは、ともかくともかく、大勢の観光客でごった返していて、なんじゃこれは、といったところ。
夕食まで、ホテルでのんびりした。
夕食会場。
ランタン飾りがきれいなレストラン。創作料理ということだが、どれも同じだな。不味くはないといったところ。ワインも。
ほろ酔い機嫌で、お休みなさい。
頭の両脇に香り良い石鹸をおいて、と。
[海外旅行記]
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