千葉ウィメンズ・フォーラム
こころをスローにすること実行委員会
日時 2012年09月26日(水) 12:00〜14:00
会場 銀座「飛雁閣」
ようやく秋めいてきた日中の一時、夏の疲れを癒すべく、滋養に配慮された広東料理をいただきながらのスローの会でした。
一口目から、美味しいとみんなの発声。シェフ冥利につきますでしょう。
千葉県山武市松尾の広い別荘で冬野菜の仕込みをしていて、直接駆けつけたと言う人。自家製トマトが美味しくてと。話しばかりでなく美味しいトマトいたたきたかったな、ね。茄子は作るのが難しくて、買った方が余程おいしいとか、ふふふ。
デンマークに嫁いでいる娘さんと、母方の故郷相馬にお見舞いに行って、聞くと見るとでは大違い、まだ瓦礫の山と、復興のすすんでいない現状に悲嘆さを隠しきれないでいる人。デンマーク人の御主人は相馬に行ってはいけないと娘さんに強く言っていたそうだ。が、デンマークの皇太子が外国の賓客では初めていち早く福島に慰問に訪れてくれたのだそうで、皇太子が行ったのだから私も行くと、故郷帰りになったのだそう。
白いスカーフを首にかけている私は、アウンサンスーチーさんに肖ってのこと。
アウンサンスーチーさんは自宅軟禁が解かれて何年か振りでアメリカを訪問。国連に出かけたのかな。そしてアメリカ合衆国から名誉な賞を受賞した。その際の、オバマ大統領やクリントン国務長官らとのやりとり、そして感謝とさらなるビルマへの支援を求めるスピーチを、凛としてクィーンズ・イングリュッシュで話していた姿を、BSのどこかの局で放映していたのをたまたま見ることができた。
彼女の精神的姿勢やさりげない装いの美しさに改めて感激したので、彼女の首にスカーフをかけるお洒落を真似た次第。
彼女の著『ビルマからの手紙』は私のこのホームページの読書日記に載せているので是非ご覧あれ。
市主催の認知症検査講座に出席して、無事パスしたと胸をなでおろしていた人。
転んで頭を打ったりすると脳がやられるとか。
で、私は先日の乗馬レッスンで落馬した話しを披露。
虫を嫌ってか、馬が首を低く垂れた。私の頭が重たかったのか、手綱に引きずられる形で首に沿ってまるで滑り台を逆さに滑るように落ちたと、後ろについていた若い女性の落ち着いた観察眼。
幸いというか、前日は大雨だったので馬場の状態は重馬場。10cmくらい脚がずぼっと沈む。それがスポンジのように落ちた打撃を吸収してくれて、私は全く痛くなかった。が、泥だらけ!! クラブの部屋に帰っていったら、小学生らしい子が、大きな声で、「おちたの!」と。「そう、落ちたのっ」と私。
一応保険などの説明をされたが、今のところ何でもない。
「頭の打撲で、妙な言動が現われたら教えてよ、自覚がないときね」と、スローの面々にはお願いした。
はははっ。
食事を終えて、お茶にしようということに相成った。
飛雁閣を出て直ぐの、カフェ・パウリスタというところに入った。
この喫茶店は老舗中の老舗で、明治44年に銀座交詢社の近くに開店している。
後に現在地に移転。
そうそうたる文士たちが常連だった。
誰もここを知らなかったが詳しい方がいて、「みんな知らないという方がびっくりだわ」と。
この目と鼻の先に50年も勤めていたひとも知らなかった。
みんなでびっくり。美味しいコーヒーを頂いた。成る程。知らないことはまだまだ世の中にたくさんあるのだな。知っていくのが楽しみだなナ。
因みに、"銀ぶら"と言う言葉、銀座をぶらぶら歩くことではなく、銀座でブラジルコーヒー(カフェパエリスタのこと)が語源だとか!
[メールや電話での感想伝]
幹事さん、ご苦労様でした。
昨日は、プチセレブ(?)気分も味わえる、美味しい料理を体験させて頂き、
ありがとうございます! (I さんより)
本日はまことにまことにありがとうございました。 なんと私には久しぶりに楽しく美味しい半日だったことか。さて問題のカフェの店は
トリコロール本店でした。これ以上脳の退化を食い止めねばと思う次第です。今日のあなたのいでたちとても素敵でした!! (Oさんより)
(銀座にもう一軒カフェの老舗があるけどどうしても名前がでてこなかった人)
カフェパウリスタのパンフレット「カフェパウリスタ物語」を見開いたら、うちの伯父の和歌が載っているのよ。開けてみて下さい。
珈琲の香にむせびたる夕べより
夢見る人となりにけらしな 吉井 勇 『酒ほがい』
とあります。 (Oさんより)
(成る程。有名な歌集『酒ほがい』です。凄い歴史がありますね)
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