店頭に正月の供え物が出始めている。
昔は どの家でもへったんぺったんと餅つきの音がしたものだ。
年の瀬になると、餅つきの手伝いをした。つきたての柔らかな餅を、餡や黄な粉、大根おろしなどで自由自在に丸めて食べられるのが不思議なうれしさだった。
供え餅用に大小の丸餅、そして大きな伸し餅をたくさん作っていく。伸し餅はまだ柔らかめが少し残っている内に、縦横に切っていって、四角の切り餅にする。
そんなことを思い出しながら、今日は、お店から、供え餅1セット、小さい供え餅1セット、切り餅1袋を買ってきた。
それから、お正月用にと、梅一輪酒造の清酒を買った。と、側に、同じく「梅一輪」のにごり酒と生酒があったので、迷わずそれらも買った。
「梅一輪」の社長とある会合でご一緒し、酒蔵を見せて欲しいとお願いしたところ、公開はしていないが仕込みの時に来れば特別に見せてくれるとのお返事を頂いていた。もう済んでしまったかしら。にごり酒が出ているところをみると。
「梅一輪」は九十九里の地酒である。隣りの成東町の造り酒屋である。先代の社長がうちの兄と成東高校の同級生だったところから、何となく親しみを感じているのである。
夕餉にさっそくにごり酒を頂く。ほんのりと甘く、うまい。ん、うまい。
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