たいへん寒い年越しである。
気温が4度までしか上がらなかった。九十九里町は午後霙で雪は降らなかった。海が近いために極端には冷え込まず、めったに雪は降らない。
大掃除とお節料理を少し作った。
大掃除といっても家の中の掃除だけ。外回りは寒くて遠慮しておいた。
お節も少々。なんとか三重の重箱を満たした。
お節は正に日本のスローフードそのものである。地方色豊かで、母から子へと伝わる味である。
伊達巻やきんとん、煮豆、数の子、寄せものなど、母は全て手作りだった。懐かしい。
九十九里浜には、「海藻」というまさに海藻の寄せものがあって、お節には欠かせない。今年はうっかり忘れた。(父はもういないからいいや。ごめん。)
わたしは、里芋、人参、牛蒡のそれぞれの煮付け。中ひねりコンニャクの甘辛に。酢蓮。ごまめ。海老の焼物。以上が手作り。あとは、きんとん、蒲鉾、数の子、その他もろもろ、スーパーからのお買い上げですましました!
年越しそばをいただいて、第九を聞いて、静かないい年越しだ。
来年がいい年でありますように。
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