送り盆

ロングバケーション

2018年08月16日

今日は朝から南からの熱風が吹きまくっている。
仏様たちが冥途へ帰る日。素麺をご馳走して送る。また来年ね。

2歳の男の子が3日目にして無事救出された模様が昨日報じられた。救出した人はボランティアとして困っている人々のところへ何処へでも駆け付ける78歳の男性。
2歳児が山の中、飲まず食わずで無事発見されたのは奇跡だ。猪が多く、虫だっているだろうに。余程強い生命力を授かっているのか。これからも元気に育ってと願うばかり。
そしてボランティアの男性。65歳で魚屋を辞め、以降はこれまでのご恩返しとボランティアに徹しているそうだ。テレビの愚かなインタビュアーに応える一言一言が、爽やかで真っ当で、ユーモアがあり、逞しい。
彼ほどとまではいかなくとも、昔は、市井の人々はお互い皆このような人が多かったのではなかろうか。スマホと向き合ってばかりでは、人としての生きる力、人と向き合う力が萎えてしまうのではなかろうか。

帰っていく仏さまたちも、素晴らしいこの世の心がまだ残っていると安心したことであろう。

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