『上機嫌のすすめ』

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読書日記

2013年05月11日

『上機嫌のすすめ』 武田双雲 平凡社新書 700円+税 

気持ち良く、世の中過ごしたいので、こういった題の本にはこの頃よく手が出る。

著者は若手の書家。天性の上機嫌力をもっているようだ。
上機嫌といっても、おちゃらけや刹那的なハイテンションのことではない。
自身の体験から身近なケースで具体的に説いていく。
何をするにも、能動的に機嫌よく肯定的に選択し実行していくようにこころを上向きに持つこと。これが上機嫌力。
この力を伸ばせと。気持ちの持ち様を、ちょっとひねって良い方向に見つめ進め思い言う努力だ。
雨だ、いやだなー、でなく、雨だ、きっと畑の作物は喜んでいるだろう、とか、あの赤いお気に入りの傘がさせる、とかね。
上機嫌のひとの周りには、当然人も集まってきて、楽しい機運が広がっていく。
逆に、全てを他人のせいにしてアラ探しばかり、受け身でいやだいやだと不機嫌にしていたら、世の中が腐って見えてしまうのでは、と。

同じ人生、同じ時間の過ごし方使い方なら、努めて上機嫌力を発揮して、こころ明るく過ごすに限る、な。

 

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