鬼平犯科帳(六)

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読書日記

2019年08月15日

のろのろの漸く四国近くに接近してきた大型台風10号の影響で関東でも猛烈に蒸し暑い。この九十九里でも32℃。
ちょっと動くと汗だらだら。じっとして扇風機の風を凌ぐしかない。
長期逗留のための家の片づけがまだまだあるのだが、御身大切にそれには手を付けずに、涼やかにロッキングチェアで久々の読書をする。

『鬼平犯科帳(六)』 池波正太郎 文春文庫 660円+税

先ずは鬼平さんに再会。ケーブルテレビの時代劇専門チャンネルで吉右衛門さんのシリーズは殆ど見ているのだが、捕物もさることながら紙面でじっくりと江戸情緒を味わうのも乙なもの。原作故テレビドラマとは若干異なる筋書きだ。江戸時代は大川(現在の隅田川)その他の河川を巡る船足、船宿などが生活の主流、家族愛もいい。風情豊かだ。

礼金二百両
猫じゃらしの女
剣客
狐火
大川の隠居
盗賊人相書
のっそり医者

が収められている。「オール読物」に1971年1月号から7月号に掲載されたもの。40年も前になる。 

 

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