2004年12月21日
千葉県立文化会館で、サンクト・ペテルブルグ室内合奏団の冬に因んだ演奏を聴いた。
誰にでも馴染みの、アヴェ・マリアやハレルヤなどクリスマスに因んだものや、冬の名曲の数々を久々に生演奏で聴けて、しばしゆったりとした心落ち着く気分になれた。
CDなど、素晴らしい技術でいい音が聴けるけれども、生にはかなわない。
ヴィヴァルディの「四季」の“冬”が演奏されたとき、楽章の間に拍手がおこったのには、演奏者も(慣れているのかもしれないが)参った風であった。演奏の気分もたかまっているのに気が折れてしまうだろう。
よく曲を知らないのだったら、我先に拍手などしないで、じっくりと演奏のいい気分を味わって、周りの人を伺ってからでも遅くない。そのほうがむしろいい。わたしはいつもそうしている。その方が無難だ。
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[スローライフ日誌]
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