2004年12月25日
昨日、高校時代の友人の個展を、東京の銀座まで観にいった。
街はクリスマス一色かと思いきや、そうでもなく、でも相変わらずの銀座の賑わいをみせていた。
彼女の水彩画は淡く、とてもいい。わが家の壁にも一つ掛っている。今回また一つ入手した。
彼女は年2回ほど海外に出て描いてくる。今回はこの秋に行ったイタリアの絵と、前に行ったデンマークの絵が多くあった。私は昨年行ったので、ミケランジェロ広場からアルノ川の流れ、それにかかるヴェッキオ橋の遠景を描いたものをもらった。
絵心のある人はいい。旅の仕方が違う。観光絵葉書にはついぞありそうもないところへ出かけて、全く違った視点で記憶を残している。彼女の場合、大病を患った後、絵にのめり込んだらしい。
芸術家一家の育ちで、家族展も開く。イタリアの旅も、90歳近い母上も一緒に出かけ描いてきたそうだ。
私の気に入っていたニューヨークの絵があった。あれはどうしたと聞いたら、母校県立千葉高校のギャラリーに収まっているとのこと。母校も絵心が生じてきたのか。
「わたし、幸せ。こんなに好きなことができて。」と微笑んだ。
彼女の微笑みを見ていて、こちらも幸せのお裾分けを頂いた心持ちになった。
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[スローライフ日誌]
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