芸術の秋。
美術館がいろいろと趣向を凝らした催しをしている。
全部の美術館に行きたい。
先ずは、千葉市美術館に出向いた。
ここは、浮世絵の収蔵で名高い。
開館10周年を記念して、「ミラノ展」を開いている。
ミラノ市協力の下、ミラノの多くの美術館から絵画や彫刻が出品。
一昨年のちょうど今頃、ミラノに行って、ドゥオモや「最後の晩餐」を鑑賞したので懐かしい。
今回、ダ・ビンチの素描「レダの頭部」と「キリストの頭部」も展示されていた。
そう、ミラノはヴィスコンティ家によって造り上げられてきたのだそうだ。
あの、映画監督で有名なヴィスコンティ氏はその末裔である。確かまだ貴族の称号をもっていたはず。
そして、もう一つの同時展覧会が、「江戸絵画のたのしみ」。
これもおもしろい企画である。
現在は殆ど使わなくなった筆の、自由自在な用い方で、見事な絵、屏風絵、掛け軸、襖絵が描かれている、との解説がまたいい。
そして、題材は、身近なものにジャンル分けして。
月、松竹梅の身近な木々、花々、動物、雨宿り図などなど。
丸山応挙、狩野山雪、池大雅、渡辺崋山、葛飾北斎などの絵画が身近に観られた。
感激。
またゆっくり行きたい。
12月4日まで開催。
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